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世界の中心で平和を叫ぶ。
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。 219

彼女たちはシャーマンの技を食らったショックで記憶を失ったのだ。
それも記憶喪失なんて甘いものではない。
脳へのダメージが、記憶破壊とも言うべき事態を引き起こしていたのだ。
思わぬ事態にクロックは内心小躍りした。
無益な殺生を禁じている啓太の意向に従っての行動だったが、この事態によって彼女たち3人を新たな主人への奴隷にするチャンスを得たのだから。

(目覚めたら精一杯働いてもらうぞ、エレメンタル・ガーディアン。
 我らが主、啓太様のために、な)

クロックは眠り続ける3人を見つめながら、新たに生まれようとしている同志に思いをはせるのであった。
「クックク〜流石は生命の泉を精製して作られた成長ホルモン液だな。まだ処女の三人娘をいやらしい体にするとはな。」
クロックは三人娘の大きくなった胸や尻『特に著しくデカくなった胸』を見てほくそ笑んだ。
因みに成長ホルモン液は夢が啓太好みの性奴隷を造る為に開発部に命じて生命の泉を精製して造った液体である。

使用者の身体を短時間で作り変えるという夢のような代物なのだが、この薬にはちょっとした副作用がある。
急激な成長を促すことによって、発情しやすい体質になるのだ。
母乳体質になったり淫乱になったりと副作用の内容は個人によって異なるようだが、おそらく彼女たちも同じ道をたどるだろう。
しかしクロックは、それをかえって都合がいいと思っていた。
啓太に支配者としての素質があるのは、これまでの経過からわかっている。
後はそれをどうやって磨くかだ。
啓太にはこの女たちを『教材』にして、女の扱いを勉強してもらう予定だ。
組織の運営も大事だが、今は支配者としての基盤を築くのが最優先だ。
夢はそれを時間をかけてやろうとしているようだが、クロックはそんな悠長なことはしていられないと考えている。
正義の味方のみならず、新しい悪の組織が日々生まれているこの時代、いつ何がきっかけで状況が代わるかわからないからだ。

「バニー。連中の改造を急げ。我らが啓太様のために」
「あうあうっ。わ、わかってますよぉ〜!
 プレッシャーをかけないでくださいぃっ!」

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