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開宴ブルー
官能リレー小説 - SF

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開宴ブルー 2

「じゃあ、お先に戻ります」
俺は足早にその場を離れた。これ以上ここに居てはいけない気がしたからだ。
「あぁ、ゆっくり休め」
後ろから隊長の声が聞こえたが振り返らずそのまま進んだ。
俺は隊長のことが好きだ。尊敬しているし信頼もしている。
けれど、同時に恐怖心もある。あの人は一体何を考えているのか、それがまったくわからないからだ。
その得体の知れない何かに引き寄せられ、飲み込まれてしまいそうな感覚に襲われる時がある。
そんな時は決まって胸の奥がざわつき、股間が熱くなる。
「隊長、何をされるつもりなのかしら」
「俺にもわからんよ」

帰途についた俺は、共に生き残った女性隊員のフェリシア・ゴール少尉と話していた。

「フェリシア、お前から隊長に聞いてみてくれないか?女同士なら聞き出しやすいだろ?」
「そうね…話してみます」

俺達の隊長、青山貴子大尉は、クールビューティーという言葉がピッタリの凛とした美人だ。
男女問わず人気も高いが、これまでの激戦で俺たちの部隊もこれだけ犠牲を重ねてきた。本当なら一度下げられて再編成しているところだ。

「いや、やっぱり自分で聞くよ。フェリシアは自分の部屋で休んでいてくれ。」
「そ、そうですか。先輩、わかりました。」
フェリシアは俺の後輩で新人隊員で素直で優しい娘だ。頭もよく、スタイルもなかなか良い。
フェリシアと別れ俺は隊長室のドアの前に来た。隊長室に来るといつも緊張してしまう。
深呼吸してから隊長室のドアをノックする。
コン、コン。
「入れ。」
部屋の中から青山大尉の声が聞こえた。


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