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太陽の嘆き
官能リレー小説 - SF

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太陽の嘆き 9

次の瞬間、男達の包茎が勢い良く剥かれ亀頭が露になる。
「お、おお…」
その光景に海賊達は思わず息を飲む。金貨の魔力により無理矢理露出させられた彼等の亀頭は、まるで真珠のような美しい光沢を放っていた。
「なんだこれ!?」
「き、綺麗だ」
「宝石みたいだな」
男達が口々に言う。確かにその輝きは金貨の放つ妖しい光よりも遥かに美しく見えた。
海賊達は驚きながらも、その美しさに魅入られていた。
冷静に指示を出していたカルロスでさえも、目の前の光景には心を奪われてしまう。
(なんて美しいんだ…今までに見たどんな宝飾品より輝いている。これが金貨の力なのか)
カルロスは興奮していた。
彼が海賊になったのはこの海域に眠るという大秘宝を手にするためだ。
今目の前で光り輝いている真珠の様な亀頭こそ、まさにその目的の物ではないかと思えた。それ程に美しい輝きだったのだ。
「アレに見とれるのは後だ…。まずはこいつらを調べるぞ」
カルロスは自分に言い聞かせるように言った。
彼のペニスは興奮によって既に射精寸前にまでなっている。我慢汁を垂れ流しつつ、彼は男達に近づいた。
やはり男達はまだ目を覚ます様子はない。
カルロスは、まずは彼等が腰に巻いていたボロ布を広げてみる。
彼等が巻き付けていた布は古びた海賊旗だった。自分達の船に付けていた物を取って、それで股間を隠していたのだ。
「この海賊旗は『波間海賊団』のものだな」
紫色の布地に黒い三角形が描かれたボロボロの旗を眺めながら呟く。
「じゃあこいつらは俺達とは敵になるんじゃねえか?」
海賊達がざわめき始めたが、カルロスは動じない。
「お前ら落ち着け。こいつらは眠っているし、手足も縛ってある。今はただの捕虜だ」
海賊達は納得して静まり返った。
カルロスは続ける。
「それにこの美しい輝きを見ればわかるだろう。こいつらがどれほどの価値がある存在かを…」
「確かに…」
「ああ、そうだな」
彼等の視線が再び輝くペニスに向かう。そして全員がごくりと唾を飲み込んだ。
「どんな金や宝石でも、あの妖しげな輝きを出せるとは思えない」
カルロスの言葉に海賊達は深く同意した。彼等も放たれる光のあまりの美しさに射精寸前になっていた。
しかし、それを必死に抑え込みながら、カルロスの指示を待つ。
「せ、船長…こいつらを俺達で好きにしていいか?」
アレサドンという男が恐る恐る尋ねた。
「馬鹿野郎!それは俺が決める事だ」
「す、すいません!」
アレサドンは慌てて頭を下げる。
他の者達もカルロスの怒りを恐れて、黙り込んでしまった。
(まったく、こんな時だけチンポをおっ立てて威張りやがる)
内心そう思いつつ、カルロスは口を開いた。
「とにかく、俺達は探し求めていた大秘宝を今まさに目の前にしているかも知れんのだ。慎重に行動しろ」
「わかりましたぜ」
海賊達が静かに答える。彼等は皆、欲望と緊張が入り混じった表情をしていた。
「よし、身体を調べろ」
海賊達が待ってましたと言わんばかりに一斉に動き出す。男達の全身が隅々まで調べられたが、特に異常は見られなかった。
(やはり彼等は俺達と同じく、金貨の魔力で夢を見させられているだけのようだな…)
カルロスはほっとすると同時に落胆もしていた。
この美しい輝きも彼等が夢を見ている間の一時的な現象にすぎず、目覚めさせれば消えてしまうのだ。
もし彼等が永久に眠り続けたとしたらそれはそれで尋問が出来なくなるので困ってしまうのだが、それでも期待外れな気分になるのは仕方なかった。
「とにかく、これは淫らな夢を見ている間の一時的な現象なのだろう。この輝きが見れなくなるのは惜しいが、さっさと起こすぞ」
「了解だ」
「そうだな…」
海賊達は口々に答えた。
彼等の顔には残念そうな表情が浮かんでいる。だが、そんな顔をしても事態は何も変わらない。
アレサドンがまたもや恐る恐るという感じで尋ねてくる。
「船長…淫らな夢を見ている間光るってことは、更に淫らにしてやれば輝きがいっそう素晴らしくなるんじゃねえかい?」
「なるほど、一理あるな」
カルロスは感心したように言った。


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