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魔手の使い手
官能リレー小説 - SF

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魔手の使い手 3

三日後、小雨の降る中で栗岡博臣の葬儀が都内某所で行われ、真弓も参列した。

仕事や名前を隠し援助交際で欲情がある程度まで収まるまで、その場限りの関係でしのいで、本当の自分をごまかす生活よりも、ずっと楽に暮らせる。

栗岡博臣が進行性の癌が全身に転移して、意識不明の重体となり眠り続けている間に、真弓と同様に闇から這いずり現れた触手に犯された牝の生け贄たちは、酒や麻薬などに依存したり、いわゆるセックス依存者としての自分を隠して暮らしていることに疲れ果てていた。
死の淵から生還した男は、都内の高級マンションで牝生贄に触手ぺニスをしゃぶらせて、グラスに注いだワインを一口飲んで笑っていた。

それでもなお触手ぺニスを夢中でしゃぶっている美女は元人気アイドルの国民的女優。
女医吉川真弓が長身スレンダーながらふくよかな乳房を持ったクールな印象の美女なら、こちらは小柄なのにメリハリの利いたボディでずっしり大きな乳房を持つスタイル抜群の美女である。
真弓よりも濃い股間のしげみはすで愛液で濡れている。
それを左手の指先を巧みに使いかき分けてクチュクチュと鳴らしてまさぐりながら、右手は自分の乳房に指を食い込ませて揉みしだいて、触手ぺニスを丁寧にしゃぶりながら、ちらちらと上目づかいで、舐められている男の表情をうかがっていた。

リビングのテレビに映るニュース番組から、画面が切り替わり人気女優が笑みを浮かべている化粧品のCMが流れていた。
その笑顔を浮かべた女優と上目づかいで粘液の放出をねだるような表情をした牝の生け贄を見比べ、男は笑っている。


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