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異世界の獣人たち
官能リレー小説 - SF

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異世界の獣人たち 8

「じゃあ…行きましょうか新一…」
「おい、彼を何処へ連れて行くのだ?」
「彼はウチと大事な用があるので…これで、おしまいよ」
「なんだよ、じゃあ…ワシも一緒に行こうか?」
「お父さんは、絶対に来ちゃダメ!」
「えー…何で?」

それを見た母親が、父の頭を小突く。

「アンタね、少しは娘の気持ちを考えなさいよ」
「はい…」

新一を手を引きフィアナは夕闇の村を歩き始める。

「何処まで行くの?」
「近くの宿よ、そこで今夜一緒に過ごすの」

夜の虫の鳴き声が響く中、新一を連れたフィアナは目の前に灯を照らす宿へと向かう。少し寂れた感じの小さな宿だった。

「こんばんは」

受付前に立ったフィアナは、カウンターに向かって声を出す。
しばらくして、年老いた店員が現れる。
白髪でネコミミも白い男性だった。

「おや…フィアナ、珍しいね。今日は何の用だ?」
「一晩部屋を借りたいの、2人で泊まれる部屋はあるかしら?」

それを聞いた店員は新一を見て、少しギョッとしたが…直ぐに和かな顔をして言う。

「フィアナが一緒に居るって事は…つまり…」
「彼は、ウチの旦那さんになる方よ」
「おやまあ…」

少し驚きながら男性は、部屋の鍵を用意する。

「この部屋を使いなさい、3階の1番奥の部屋だよ」
「ありがとう」

その鍵を受け取り2人は3階へと階段を上って行く。木で作られた階段を上って、1番奥の部屋へと2人は向かった。

フィアナは奥の部屋の鍵を開ける。木製の扉を開けて部屋に入ると、綺麗な部屋が目の前に現れた。外の建物からでは想像が付かない部屋で、ベッドには屋根とカーテンまで付いている。室内には、浴室等が設けてられていた。

「早く入って」

部屋の雰囲気に見惚れられていた新一を見て、フィアナが急かす。
新一が部屋に入るとフィアナは扉を閉めて、鍵を掛けるとフィアナは新一に口付けを交わす。

2人はそのまま身動きが止まった様な感じだったが…しばらくしてフィアナが唇を離すと、お互いの唇の間に唾液の糸が引いていた。フィアナはウットリとした笑みを浮かべて新一を見る。

「お願い…シッポを撫でて…」
「分かった」

新一は、その場でフィアナのシッポを撫で始める。

「ア…ン、アァン…」

フィアナは新一に華奢な身体を預けて、小刻みに体を震わせながら、シッポによる快感を全身で受け止める。

「ハア…ハア、新一…とても良いわ…」

かなり興奮が高まっているのだと…新一は感じた。

「ハア…ハア…クッ!」

もどかしそうな表情をしながらフィアナは腰を振っている、新一の衣服を掴む、その仕草を見て新一はイキそうなんだな…と思った。

「大丈夫?」

新一が声を掛けると、あどけない顔を紅潮させたフィアナが、もどかしそうな表情で新一を見上げる。

「ハァハァ、は…初めてなの、こんな感覚…凄く良い…お願い続けて…」

淡い吐息をしながら、フィアナは言う。
今まで、無心になれる程の相手が居なかっただけに、彼女にとっては初体験の出来事…新一がシッポを触るだけで、彼女は本当にイッてしまうのだと新一は感じた。

その直後…

「アアアー!」
声を震わせながら、全身をビクンビクンと震わせて、フィアナは完全にイッた。
両足の力が抜けてしまったフィアナは、その場にアヒル座りをして、放心状態になる。
新一が両手で彼女を支える。

「大丈夫?」

しばらく虚ろだったフィアナは、ウットリとした顔で新一を見上げると、彼の顔を自分に寄せて、無心で唇を交じ合わせる。

「ステキ…だった…こんな体験初めて」

恋焦がれる様な表情でフィアナは言う。

「お願い…ベッドまで連れてって。身体が震えちゃって立て無いの…」

シッポイキを初体験した少女は、思うように立て無くなったらしい。
新一はフィアナを抱き上げてベッドに向かう。彼女をベッドに横たわせると、フィアナは、新一を見上げて言う。

「好きにして、貴方になら…ウチは、もう何されても構わないわ」

その言葉に新一は男根が立ってしまって、直ぐにでも彼女の中に精子を注ぎたい気分だったが…先ずは彼女を揉み解す事が大事だった。

「分かったよ」

新一は、フィアナを上半身を起こし、軽く唇を交わす。

舌で舐め合いを繰り返す2人…。

ペチャペチャ…

互いの唇の間で唾液交じりの音が響く。

「ハァ…ハァ…ハァ…」

淡い吐息を出しながら、フィアナは新一の行為に身を寄せる。
口付けしている間、新一はフィアナの衣服に手を掛ける。
完全に相手の行為に心を奪われてしまった少女は、新一の行為に対して身構える仕草等持たず、相手がする事に全てを委ねていた。

フィアナの発育途上の膨らみ掛けの小さな胸を新一は優しく手で揉み回し、指先で乳首を転がす。

「アンンッ〜・・・」

フィアナはもどかしそうな表情で、新一の行為を受け続ける。
互いの唇を離すと、新一はフィアナの乳首を舌で舐め回す。

衣服を半分脱いだ格好でフィアナは、両肘で上半身を起こした格好で、新一のプレイに身を任せる。

「ハア、ハア…ねえ…貴方も…衣装を脱いで…」

それを聞いた新一は、自分が衣服を着ている事に気付く。
新一は、着ていた衣類を脱いだ。トランクスを脱ぐと、フィアナが新一の側に寄り添い彼の勃起した陰茎を眺める。

「大きいね…」

フィアナは、新一の陰茎に手を差し伸べる。

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