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ワイルド7
官能リレー小説 - SF

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ワイルド7 2

「親父を信頼して依頼したんだがなあ…ホントに大丈夫なのかい?お嬢さん?」「アンタのほうこそ…あんなオンボロでホントに旅にでるつもり?」セブンはノーラに魅せられていたが、流石にワイルド7を馬鹿にされると黙ってはいられなかった「見た目であの船を判断してはだめですよノーラさん…あの船のデザインは…」ナナシはここぞとばかりにワイルド7の性能と航空宇宙理論についての抗議を初めてしまった…「アンタ何してるの?」話はじめると止まらないことを知っている俺は相棒である古代銃(実弾銃)の手入れを始めた
「ちょっと…あの子、大丈夫なの?やばい勢いで話してるんだけど?しかも自問自答はじめちゃってるし…」ノーラは半ば引き気味にセブンに話しかける
「すまねぇな・・・。アイツは睡眠学習で膨大な知識叩き込まれすぎたみたいなんだ。おかげでこうした拍子に溢れるらしい。役に立つ知識が多いみたいだから、実用と言う意味では役立ってくれてるが・・・・。ま、ある程度聞いておいてやってくれ。ところで、ノーラだったか?お前腕は確かなんだろうな?」
「しっつれいね〜。アタイだって姉ちゃんと一緒に親父から鍛えてもらったんだから!ちゃんと親父のお墨付きよ!」
ノーラはちとむくれちまった。
まぁ・・・あの親父なら変な育て方はしないだろう。
「あ、ちなみにアタイは花も恥らう17歳の乙女よ。特技は航海術のほかに射撃術・・っても艦載兵器じゃなくて銃のほうだけどね。」
元気に喋るノーラの胸がぽよぽよと揺れている。
「でも、それ大きな古代銃ね・・・なんて名前?」
「ああ、これは・・・まだ人類が地球と言う地面を這いつくばってた時の産物・・・当時史上最凶のハンドキャノン『デザートイーグル』さ・・・まぁ、俺のお気に入りって訳!」
「本当!、アタイも古代銃が得物なのよ!・・・これ、『ベレッタM92』よ!」
ノーラが取り出してきたのはマニア垂涎の優雅で流麗なスタイルの銃。
そして、俺とノーラは見つめあい・・・がっちりと握手を交わす。
「気が合いそうね、アタイ達・・・」
「ああ!・・・宜しく頼むぜ、相棒!」
こうして俺はノーラを加え、これからの計画を練ることにしたのだ。

「とりあえずさ・・・ノーラに船の操縦慣れてもらうために・・・ジプニスで家電製品を積んで、惑星ディアニスへ・・・ディアニスで名産のタロイモを仕入れてジプニスに戻る・・・これでどうだ」
「安くて高品質なジプニスの家電は売れるし、ジプニスは健康食品ブームだから、ディアニスのタロイモは健康食品として売れるかも・・・いい案です」
ナナシが俺に同意する。
俺だって商人の端くれ、情報は常に掴んでいる。
この辺りが、航行も商売も堅実な所だ・・・最初はこんな感じでいい。
「まぁ、これで資金を集めて、船乗りを探す・・・っとこんな感じかな?」
「もっと無鉄砲と思ったら・・・考えてるんだね・・・流石親父に仕込まれただけはあるわ!」

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