PiPi's World 投稿小説

過去の世界へ
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 10
 12
の最後へ

過去の世界へ 12

三原さんが空気を読んで、フォローする。

「美雪ちゃんもヒロト君の家に泊まればいいじゃない。」

「ええ!!まあ、僕は1人暮らしで部屋も2つあるから泊まれないこともないけど。」
3人で僕のアパートに泊まるという選択肢が増えた。
大森は三原さんが言うなら間違いない、とばかり満足げに巨体を揺すってうなづく、すっかり牙抜かれやがって。

外山に聞いた所で茶化されるか妬まれるだけなので無視するとして、常識人の中村さんはどうだろう。
いやこの人もダメっぽい、豊満なバストが三人前も揃った状況すっかり萎縮している。
そこで外山が貧乳はステータスだとかまた余計な事を言って、怒り狂った中村さんにシャツの上から乳首つねられてギブギブ叫んでる。
オマエ本当に面白いぐらい女遊び以外じゃ何の役にも立たない奴だよ、むせるぐらい最高に最低野郎だよ。
とっとと四角四面にクッソ生真面目な中村さんとくっついて矯正指導してもらえ。

アパートの中。
虹野さんが申し訳なさそうに謝る。
「本当にごめんなさい。マネージャーさんが勝手なことを言って。」
「別に気にしてないよ。むしろアイドルと友達になれてうれしいよ。」
あのあと、結局3人で泊まることになった。
そして、美雪が・・。
「良かったねー。人気アイドルに頼られて。」
(美雪のやきもちか?)
その夜僕たちは3人で缶ビールを飲み続けた。
「虹野さんはお酒強いんですね。」
「うん。女友達と時間があるときはよく飲むんだ。ねぇ?ヒロトはほんとに美雪ちゃんと付き合ってるの?」
「はい。付き合ってますよ。」
その美雪はカーペットに大の字でグー、グー気持ちよさそうに寝ていた。
 「私、12歳からこの世界にいて…付き合うとか、そういうこと、通らないまま二十歳過ぎまで…ドラマとかでは、恋愛のシーンあったけど…」
「そうですよね」
  
 虹野さんは、少し僕に近づいた。

 「ねぇ…つきあってる、って、どんな感じなのぉ」

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す