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処女搾乳物語〜their daily life〜
官能リレー小説 - SF

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処女搾乳物語〜their daily life〜 42



独り言を言いながら不貞腐れているフィーナ。同じ妻達なら全然問題ない(なにせ一緒になって秀憲を愛している立場なのだから)のだが、そうでない人間、しかも実の母に奪われそうになったのだから衝撃は大きかったのだろう。

そしてフィーナのはもう一つ心の重りとなっていることがあった。

(…お父様…)
フィーナは今は亡き父クルスクを思い出していた。
クルスクは今から12年前に病死し、その当時のリーナやエミュは幼かった為あまり記憶が無かったが、フィーナはもう成長していた為、父への記憶が残っていた為に思い入れが強かった。何より秀憲はクルスクの面影が若干あるため母にとられるのでは無いかと思っていた。
そして、案の定ユリーナは秀憲にフェラを行った為に恐れてた事が現実化してショックで部屋に逃げ込み大泣きして叫びまくったのであった。
(・・・秀憲さん、会いたい)
ドンドン、ドンドン。
すると、扉の向こうからノックが聞こえた。
「誰ですか・・・・」
フィーナの声を聞くとノックは止んだ。
「フィーナさん、俺です…秀憲です。」
会いたいと思った男が直ぐ近くにいたのにフィーナは驚いた。

「・・・ひっ秀憲さん!!!」
フィーナは目を丸くした。
「フィーナさん、すいません。俺がだらしなかったから。フィーナさんをこんな辛い目に遭わしてしまって本当にご免なさい、俺は夫失格です。」
ドアの向こう側で頭を下げている秀憲が目に浮かぶようである。
「ほ、本当です!秀憲さんは夫失格ですわ!」
本当は嬉しくて仕方がないはずなのに、心にもないことを言ってしまうフィーナ。

(えっ!?私そんな事言うつもりなんか無かったのに!)
フィーナは自分の言った言葉に驚いてしまう。
「ごめんっ!本当にごめん!!俺に出来ることなら何でもするからさ!!お願いだ、許してくれフィーナさん!」

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