宇宙戦艦 1
私は医者のミーナ。私は医者として、長距離移動用の宇宙戦艦「つばさ」に搭乗している。
クルーの人数は300人。
女性は私と母のリリナだけだった。私たちの目的は人間が住めそうな第二の地球を見つけることだった。
船長こそは40代であったが、乗組員は17歳から始まって20代前半の青年が多く、
中でもつばさ戦闘班長である真田進は、ミーナの憧れの存在だった。
ミーナとリリナは初めて宇宙に出て興奮しっぱなしだった。
ミーナ「この宇宙戦艦、ほんとに飛んでるよ。宇宙ってすごいね。地球もすごく大きいし。」
子供のようにはしゃぐミーナを見て、リリナは嬉しそうに微笑む。
リリナ「こんな大きな宇宙だもの、きっと地球に変わる星は見つかる筈よ。」
ミーナ「ええ、その為に私、陰となり隊員の人たちの支えになるは!」
リリナ「そうよね。なんたってこの戦艦の中での女性は、私とミーナしかいないのだもの。
女にしか気づかなかったり、出来なかってりすることは、きっとある筈ですもの。」
ミーナ「敵に会っても…」
そう。わざわざ戦艦で移動しなくてはならない理由である敵の存在。