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キモデブ洗脳戦艦
官能リレー小説 - SF

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キモデブ洗脳戦艦 4

次の瞬間、戦艦に搭載された複数のレーザー砲が一斉に火を噴き始めた。
こうなると、何せ正規の軍艦だ…パトロール艇など狼の前の子兎も同然である。
まるで蚊トンボのように次々と撃ち落とされていく。
ただしマジデの先程の「人死にだけはパス」という言葉を守っているのか、人間の乗る部分ではなく機関部を狙い撃ちにしている。
この戦艦のAIはなかなか優秀なようだ。
警察側もパトロール艇に搭載されたレーザー銃で反撃を試みるが、如何せん火力が違いすぎる。
僅か数分後には十数台のパトロール艇はあらかた撃墜された。
「お前すげえな!!」
『オ誉メイタダキ光栄デス、ますたー』
「よっしゃあ!ついでに警官や民間人を何人か人質に取ってトンズラだ!」
『了解シマシタ、ますたー』
「…あ!どうせなら若い女が良い!美人な!」
『了解、個人識別システム作動…』
戦艦のレーダーが地上で慌てふためいている人だかりに向かって照射される。
すぐにマジデの目の前に無数のウィンドウが開いた。
どれも女性の全身像と顔のアップが表示されている。
『ますたーノ提示シタ条件「若イ」「女」「美人」ニ合致スルト思ワレル人物ヲぴっくあっぷシマシタ。イカガイタシマスカ?』
「うおぉぉっ!!お前なかなか良いセンスしてんじゃん!う〜ん…どの子にしようか迷っちゃうなぁ〜♪」
『提案、トリアエズ一時的ニ全員艦内ニ連レ込ンデ、ソレカラ選定ナサレバヨロシイカト…』
「それ採用!!」
『了解、対象人物ノ捕獲ヲ実行シマス』

その光景を見た人々は思わず目を疑った。
戦艦の艦底部が開き、複数のアームが伸びて来て婦警や民間人の女性達を次々に捕まえていくのだ。
「キャアァァ〜ッ!!?」
「助けてぇ〜っ!!!」
「ママぁ〜っ!!!」
「や…止めろぉ!!!」
警官達もレーザー銃を構えてアームを狙うものの、女性達に当たるのを恐れて撃てない。
そして女性達を収容した戦艦は悠々と空の彼方へと飛び去って行った…。

「けっけけけ!!!宇宙警察の連中ざまぁねえなぁ〜〜〜。俺様を馬鹿にした罰だ。」
宇宙警察の追及から逃れた上に多数の美女を得たマジデは気分爽快であった。
今まで無能と馬鹿にされ虐げられる惨めな人生であったが、洗脳工作艦B‐612号を手に入れたお陰でやっと自分にも運が向いてきた。


「…そうだ!せっかく女達を手に入れたんだから楽しまねえとなぁ…グヘヘヘヘ…おい!戦艦」
『ますたー、私ノ名前ハ“戦艦”デハナク“B‐612号”デス』
「うるせえなぁ、覚えにくいんだよ。戦艦なんだから戦艦で良いだろ?」
『私ノ艦種ハ“戦艦”デハナク“洗脳工作艦”デス。戦闘ニ特化シタ戦艦トハ少々異ナリマス』
「ふ〜ん…どうでも良いや。そ…それよりさぁ、捕まえた女の子の中から可愛い子2〜3人見繕って連れて来てくれよぉ…ゲへへ」
興奮しているのか、頬を赤らめてイヤらしい笑みを浮かべながら鼻息を荒げるマジデ。
その顔はギトギトに脂ぎっていて正直かなりキモい…。
そんな彼にAIは言った。
『生殖行為ガ目的デスカ?』
「せ…“生殖行為”って…んな生々しい言い方すんなよ!!“エッチ”とか…せめて“セックス”って言え!!」
コンピューターの率直な言い回しに顔を真っ赤にして怒鳴るマジデ。
そう、彼は童貞であった。

そして数分後…
「うほおおおぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
マジデは超興奮していた。
それもそのはず。
今、彼の目の前には三人の美女が全裸で立っているのだ。

一人目は婦警、歳は(あくまで見た目だが)二十代の前半ぐらい、ヘアスタイルは黒髪のボブカット、体型はスレンダーで女性にしては長身、だが胸だけは大きく(これも見た目だが)Fカップぐらい。

二人目は民間人で、二十代半ばぐらい、緩くウェーブのかかった明るい茶髪のセミショート、少しムチッとした女性らしい肉感的な体型で、胸はGカップぐらい、お尻も大きい、薬指に指輪をしているので恐らく人妻。

三人目も民間人で、十代半ばぐらい、学生、髪型は金髪ロングストレート、女性らしい凹凸のあるボディラインだが無駄なお肉は無い、胸はEカップぐらい。

いずれもかなりハイレベルな…マジデのようなキモデブには、本来なら一生縁の無い…声を掛ける事すら躊躇われるような美女・美少女である。
そう、本来なら…。

三人の足元には脱ぎ散らかされた衣服(これで婦警や学生だと判った)や下着が落ちている。
マジデの命令で脱いだのだ。
もう彼女達はマジデの意のままである。

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