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パラレルワールド
官能リレー小説 - SF

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パラレルワールド 35

「死んだ息子って…この30年、男は生まれてないはずじゃ…」
話を聞くと、高橋先生は10年ほど前、十代の時、パラレルワールドへ行って、そこでその世界の男とセックスして男子を出産したが、その子は3歳で亡くなったという。

放課後、僕はバスケ部の活動に出る為、体育館へ足を運んだ。潤も一緒だった。
顧問の前田先生から部員たちに対し、潤が実は男であることを告げられ、みんな驚いた。どうやら先生たちのほとんどは潤の正体を知っていたらしい。

隣の方では新体操部が練習しており、この時はさやかも綾美も普通のレオタードを着ていた。やがて練習終了の時間となり、バスケ部も新体操部も解散となったが、僕と潤は体育館に残るよう前田先生に言われた。
広い体育館の中、僕と潤と前田先生の3人きりでいると、さやかと綾美が如月先生に伴われて入って来た。この時、さやかと綾美はスケスケのレオタードをまとっており、全裸と変わらない姿だった。
そこへ、有希さんが体育館に入って来て、僕の傍に駆け寄った。

「何であんな格好してるの?」
「本人たちの希望で着てるんだよ。たぶん。」
演技対決が始まったけど綾美の方が圧倒的にうまい。この前はわざと手を抜いていたようだ。
10分間の演技対決が終わるとさやかに見せつけるように綾美が僕に抱き着いて、さやかは潤に抱き着いていた。
すると、潤は僕に見せつけるかのようにさやかを抱き締め、唇にキスをした。綾美も背伸びをして、僕の唇にキスをした。そんな僕たちの様子を有希さんは呆然と眺めていた。

「そういえば有希さん、家に誘う約束だったね」
「はい」
僕たちは全員、体育館を出た。そして、有希さんに詳しい事情を話した。

更衣室から出て来たさやかと綾美の格好を見たとき、有希さんはもの凄くびっくりしていた。2人ともエロい制服を着ていたのだから。
そして、僕は愛香ママや夏奈、綾美、それに有希さんと共に帰路に着いた。
夏奈と綾美が並んでみると、背丈は同じぐらいだけど、胸は中学3年の夏奈の方が大きく、綾美の胸の小ささが一層目立った。綾美自身、胸のことではコンプレックスを感じているそうだ。

「ねぇ?今日は誰を抱くの?」
「4人まとめて抱くのもありかな?」
有希さんが聞いてきた。
「それってお泊まりってこと?私も抱くの?」
有希さんの顔が一気に赤くなる。僕も奥手だけど、有希さんは僕以上の恥ずかしがり屋だ。
「帰りたいって言っても逃がさないからね。」
綾美が笑顔でしっかり有希さんの腕をつかんでいる。
明日は学校が休みだった。

「春木くん、今夜は是非私のバージンを受け取って。お願いします」
有希さんは両手で拝みながら言った。
「私、初めてはお兄ちゃんとしたかったのに、潤にバージン奪われちゃった。…今夜はお兄ちゃんのチンポをたっぷり味わわせて。…潤のことを忘れさせて…」
夏奈は潤のせいで傷ついているようだ。
「ねえ。春木の手で、私のこと、もっともっとエッチな女にしてよ。さやかちゃんに負けてられないわ」
綾美も言う。

「よーし!明日は休みだし、今夜からたっぷり時間を掛けて楽しむとするか」
僕は大いに張り切った。

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