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パラレルワールド
官能リレー小説 - SF

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パラレルワールド 28

2人の演技対決が始まると僕はさやかの演技に見惚れていた。
が、惜しくも高橋さんが勝った。2人は握手して離れた。
そして、さやかが僕のところに来た。
「ねぇ?どうだった?」
「負けちゃったけどすごかったよ。さやかのこと、ますます好きになった。」
「ほんと?うれしい!」
さやかに抱きつかれる。

さやかと高橋さんの演技対決が済むと、新体操部もバスケ部も練習終了で解散した。
「ねえ春木、その人、僕に紹介してよ」
僕とさやかの前に潤が近寄って来ていた。
「春木、この子は誰?」
さやかに聞かれ、クラスメイトで同じバスケ部員の水崎潤だと説明した。
「フーン!何だか男の子みたいな子ね。…私、牧村さやか。…よろしくね」
「僕のほうこそよろしくお願いします」
さやかが握手の為に右手を出すと、潤は両手でさやかの右手を握りしめた。それに、潤のさやかを見つめる視線が熱く感じられた。
若い男がいないこの世界では女の子同士の恋愛が当然のように盛んだと聞いているけど、潤の奴、まさか。

「さやかちゃん」
傍からさやかを呼ぶ声がし、潤はすぐ様さやかの手を離した。そして、レオタード姿の高橋さんが僕たちの前に歩み寄って来た。
「その子ね。さやかちゃんと一緒に暮らしてる鈴村春木くんって」
高橋さんは僕を見つめながら言った。
「鈴村春木です。高橋さん、どうぞよろしく」
「私のことは綾美と呼んで」
「それでは綾美さん」
「はい。これからもよろしくね」

綾美さんは小柄で、身長は156pとのことだ。胸も豊満なさやかと比べると目立って小さく、あどけない表情をしていて可愛い。

僕たちは体育館を出た。そして、さやかや夏奈と一旦別れ、僕は男子更衣室に入った。広い更衣室を僕だけが使う。
ユニフォームを脱いでパンツ一丁になった時、背後からドアを開ける音がした。振り向くと、ドアの前にレオタード姿の綾美さんが立っていた。
「あ、綾美さん、どうしたの?」
僕は驚き、声を掛けたが、綾美さんは黙っていた。そして、無言のまま、ゆっくりと僕の前に歩み寄って来た。
「春木くん…」
低い声で僕を呼んだかと思うと、綾美さんは僕の目の前でレオタードを脱ぎ、たちまち素っ裸になった。
「綾美さん!」
僕は呆気に取られながらも綾美さんの裸を見つめた。この世界の若い女の子の特徴で、脇毛も陰毛も、首から下に体毛が全然ない。

「私、前から男の子とのセックスに憧れていて…」
綾美さんは恥ずかしそうにしながら言った。
「綾美さん、さやかが待ってるんだ」
「フフ…さやかちゃんなら今頃は潤くんに迫られてるわ…」
「えっ!?」

「さやかはどこにいるの?」
「この学校にはいないわよ。しばらくの間、さやかさんと夏奈ちゃんは別の場所に監禁させてもらうわ。」

その頃、私と夏奈ちゃんは、レオタードのまま監禁されてました。
「潤君が男の子だって知らなかった。あなたもパラレルワールドから来たのね。」
「はい。油断していたさやかさんが悪いんだよ。さやかさんと夏奈ちゃんを見た時からずっとしたいと思ってたんだ。」

「ここどこなの?」
「学校より離れた場所に車で連れてきました。少なくても2、3日じゃ見つかりませんよ。それにしてもエロいポーズでベットに寝てくれましたね。」
「潤君がこのポーズにしたんでしょ。」

潤君は見た目が女の子に見えるからよく間違えられやすいみたい。女子生徒の制服着てるし。

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