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パラレルワールド
官能リレー小説 - SF

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パラレルワールド 3

「やっぱり、おっぱいも好きなんだね。さっきお尻ばっかり見てたのに」
「あれは、たまたま女子の後ろで待ってる事になってたから」
確かに見とれてたけど、同級生の女子がスタート台や平均台の持ち出しや準備に追われていて、短距離のスタートも先生でなくボランティアの人が担当してたので僕がいた世界の授業とかなり違う。
「お尻はおっきいと安定感あるけど、おっぱいは邪魔だね」
「さやかちゃんはこのままでいい、もっと大きくても」
胸の谷間をチラ見するが、ついじっくり見てしまう。確実にGはありそうだし、谷間だけでなく形もいい。
「揉み心地は良くないよ、今はスポブラだし」
「全然気づかなかった」
「カレシがいない子はわざとブルンブルンさせるんだって」
「揺れ過ぎは良くないよ、クーパー靭帯とかに」
僕は歩こうとしたときに足に激痛が走る。
「足がいってえぇ!」
「ちょっと!大丈夫?」
さやかちゃんが僕の靴を脱がして足を見ると僕の足がすごく腫れていた。
「これ重症だね。さっき派手に転んだ時に痛めたのかもしれない。」僕はさやかちゃんの肩に捕まりながら一緒に保健室に行く。
「私のママは保健医だから手当てしてくれるよ。」
 確かに、僕の記憶でも保険医は牧村先生という名前だったような気がする。
 さやかちゃんが保健室の扉を開けてくれ、僕たちは保健室に入った。
 牧村先生は、制服のブラウス姿の女子を診察しているところだった。
 「牧村先生、鈴村春木君が脚を怪我しまして」
 さやかちゃんは、ここで“ママ!彼が脚を怪我して!”とか言わないくらいに公私の区別がついているようだった。
 「鈴村くん!大丈夫?」
 診察を受けている女子が丸い椅子を回転させてこっちを見た。中学が同じで今となりのクラスの田中さんだ、が、こっちを向けた上半身は、ブラウスのボタンは全部外し、ブラを半分以上たくし上げた姿だったのだ。
 「あ、ごめんなさい!あ、痛!」
 視線をそらそうと体勢を変えようとして脚に負荷をかけてしまった。
 「どうしたの?あわてて」

「あっ、いや、べつに。」
僕は田中さんから視線を逸らす。
「ふーん。」
田中さんは制服を整えてイスから立ち上がりベットの方に行きカーテンを閉めた。そして、牧村先生はお色気たっぷりの大人の先生だ。
僕はイスに座り足のけがを牧村先生に診てもらう。
「触るわよ。」
牧村先生が僕の足を触っただけで激痛が走り、思わず変な声を出してしまった。
「うぎっ」
「かなり重症ね。」
 「大学病院の紹介状を書くから、今日は、大学病院に行きなさい」
 「そんなにヤバイんですか??」

 さやかちゃんが僕に耳打ちする。
 「こう言っては悪いんだけど…春くん、記憶をちょっと失っているかも知れないの…CTとか、撮ってもらおうと思って、ママに頼んだんだ」

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