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パラレルワールド
官能リレー小説 - SF

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パラレルワールド 17

「今度の学校は電車に乗らないといけないのか。」
3人で電車が来るのを待っている。周りはほとんど女性ばかりだ。
「先に言っておくけど痴漢は罪に問われないよ。」
「え?そうなの?」
電車が駅について電車のドアが開くと同時に、女たちに背中を押されるように電車に乗り込む。
そのせいでさやかちゃんと密着する状態になっていた。夏奈もさやかちゃんの腰にくっついている。
さやかちゃんの大きいおっぱいに、僕の顔が埋まっている。
「苦しいかもしれないけど我慢してね。」
いや、むしろ幸せだ。
すごい混雑の中で、手を動かすと誰かのお尻を触っているみたいだ。
「ちょ、ちょっと、誰よ、私のお尻触ったの。」
二十代半ば位の女性が声を上げた。
「ご、ごめんなさい。…わざとじゃないんです…」
「その制服…貴方、今度うちに入ることになった転入生ね!」
「えっ!?」
僕たち3人はその女の人と一緒に学園の最寄りの駅で降りた。
「私は、あなた達がこれから通う学園の教師の如月美紗よ。よろしくね」
僕たちはその先生から自己紹介を受けた。
「鈴村春木です。どうも失礼しました」
「牧村さやかです。よろしくお願いします」
「鈴村夏奈です」
僕たちも如月先生にそれぞれ自己紹介した。そして、4人一緒に学園へ向かって歩いた。

僕たちが新しく通う聖光学園は中高一貫で、元来は男女共学だったそうだ。しかし、30年前から男が生まれなくなった為、十数年前から女子校状態が続いているとのことだ。もっとも、小中学校、高校と、この世界ではどこの学校も生徒は女子しかいないだろうけど。

学園に着いて先生たちに挨拶を済ませると、僕が高等部の1年、さやかちゃんが高等部の2年、夏奈は中等部の3年と、それぞれの教室に案内された。

「ねえ、春くんは前の学校で、部活は何やってた?」
今朝、家を出る前に、僕はさやかちゃんに聞かれ、一応テニス部だったと答えた。
「私は新体操部だけど、今度の学校でも新体操をやるわ」
愛香ママの話だと、さやかちゃんは小学校1年生の時から新体操をやっているが、水泳や陸上競技、テニス、柔道なども得意で、スポーツ万能とのことだ。
「春くんはテニス部に入るのかな?」
「どうしようかな?…ところで、夏奈はどうなんだ?」

「私も新体操部に入ろうかな。さやかお姉ちゃんもいるし。」
「そっか」

そして、現在、如月先生のとなりに立って挨拶してる間、
ずっと女子生徒たちに注目されてる、しかも美少女ばかりだ。
「久しぶりに男の子を見たわ。」
「男の子ってかっこいいのね。」

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