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パラレルワールド
官能リレー小説 - SF

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パラレルワールド 13

「ねえ、ここにもキスをしてよ」
夏奈は自分のおヘソを指差しながら言った。
「夏奈、何だよ一体!?」
「私、春香お姉ちゃんによく、おヘソ気持ちよくしてもらってたから…お兄ちゃんにも同じことしてもらいたいの」
夏奈の言ったことに僕は驚く。さっきはさやかちゃんのおヘソを舐めたけど、実は元いた世界ではよく夏奈のおヘソを舐めていたのだ。
「あら!私もさっき、春くんにおヘソ舐められちゃったわよ」
「本当ですか?…お兄ちゃんと春香お姉ちゃん…やっぱりどこか似てますね!」

この世界における僕の同時存在である春香が、僕と同じ、ヘソを好む性癖をしてるなんて…。
「男と女の違いはあっても、同時存在の2人にはどこか似たとこがあるのね!」
僕の横でさやかちゃんが言った。

「お兄ちゃん、さやかお姉ちゃんのおヘソを舐めたんでしょう。早く私のも舐めて」
「わかった」
夏奈に催促され、僕は彼女のおヘソに口付けし、そして、舌先でペロペロ舐めた。

「はあんっ……はあんっ……」
夏奈は気持ちよさそうに喘ぎ悶える。

「夏奈、おヘソ舐められて、そんなに気持ちいいか?」
「うん!…私のおヘソ…春香お姉ちゃんに開発されちゃって…」
こいつは驚いたな。さやかちゃんはただくすぐったがったけど、夏奈は僕におヘソを舐められて、すっかり快感に浸っている。春香が夏奈のおヘソを性感帯に開発したんだな。

やがて僕たち3人は浴室を出た。脱衣場には新しい下着のパンツが用意されており、それを手に取ってみた。
「それ、お兄ちゃんの為に用意したんだけど、履いてみて」
夏奈に言われて履いてみると、それはビキニパンツのような感じの小振りなブリーフだった。
「お兄ちゃんに似合うと思って…」
「春くん、カッコいいよ!」

僕はそのビキニブリーフ一枚、さやかちゃんと夏奈はブラにショーツと、下着だけの格好で部屋に戻った。部屋に入ってみると、牧村先生は既に目を覚ましていたが、素っ裸のままだった。

 牧村先生は座ってノートPCになにか打ち込んでいるようだったが僕達を見て立ち上がった。
 「春木君、足はかなり楽になった?」
 「はい、もうほとんど普通に歩けます」
 先生には、聞いていたように首から下にも体毛があった。でも多分ちゃんと手入れしているんだろうなあ、と思うように整った様子だった。
 「あの、先生、服は着ないのですか?」
 すると先生はニヤッと笑った。
 「着てほしい?」
 「といいますと?」
 「春木君がもう一度セックスしたいと思ったときにすぐできるように」
 「ええっ、ええと…」
 「困ってるなら、それはあとかな」
「1つお願いがあるの」
「なんですか?」
「私のこと『ママ』って呼んでほしい。これからずっと一緒に暮らすのに牧村先生じゃおかしいでしょ?」
こんな綺麗な人が母親になってくれるなら、僕もうれしい。本当のママは外国に行ったままだし。
「それとも…下の方の名前で呼んでくれる?…私、愛香(あいか)っていうんだけど」
「じゃあ…ママ…でいいですか?」
「それでいいわ♪敬語もやめて。」
僕は彼女のことを“ママ”と呼ぶことにした。そのほうが気が楽だと思った。
「でも、たまにでもいいから愛香って呼んでもいいよ。」
「ところで春木くん、なかなか可愛いパンツ履いてるじゃない!」
愛香さんは僕のパンツ一丁の姿を見て言った。
「いや…これはちょうと…夏奈が僕の着替えだと言って用意したんです」
僕がこの時履いていたパンツは、色が鮮やかなピンクの、女の子のショーツみたいに小振りで、股間のもっこりが際立っていた。そんな姿を愛香さんに見つめられ、何だか恥ずかしかった。

「ねえ。ママもお風呂に入ってきなさいよ」
さやかちゃんが言うと、
「その間に、私たちがお食事の仕度をしますから…」
そう夏奈が言った。
「そうね!私もお風呂に入らせてもらうわ」
愛香さんは部屋を出て、バスルームへ向かって行った。そして、さやかちゃんと夏奈は下着姿の上にエプロンをまとった。

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