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精液しか食べられなくなったメス
官能リレー小説 - SF

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精液しか食べられなくなったメス 1

バイオテクノロジー。遺伝子を操作することで、動植物の生態系までをも組み換えることが出来る科学的な技術の賜物のことである。
アメリカはその技術を、あろうことか人間の非人道的な実験をした。一人の日本人を一定期間拉致し、モルモットにしたのである。
精液しか体内に入れられなくすることが可能であるか。そんな馬鹿げた思想を持ったマッドサイエンティストにより、その実験は成功に終わる。
しかしその研究が世に広まるのを恐れた研究者たちは、急遽その被験者を日本に返した。
その被験者は、真夜中の公園にいた。

「お腹空いたなぁ…」

その被験者は今井遥香。19歳。腰まである長髪で、頬を赤らめながら荒ただしく呼吸をしている。
彼女の頭にあるのは、精液だけだった。
日中は事務の仕事をしている彼女だが、いつも空腹なのである。まともな食べ物が食べられないからだ。
精液を体内に摂取することで飢えはしのげるが、いつもお腹が空いている。
肉魚鳥等は勿論、炭水化物や野菜も全て駄目なのだ。
宇宙人により身体を改造された当初、飢えに飢えた彼女は飢餓感から暴走したことがある。 その時は周囲にいた男性を無我夢中で一人トイレに連れていき、無意識の内にズボンを下ろしチンポをしゃぶっていたのだ。
男性の精液を飲み込むと正気に戻った彼女は、居たたまれない気持ちでその場を逃げ出した。


その時である。
彼女の身体に更に異変が起こったのだ。
すると今まで小ぶりだった胸がみるみるうちに膨れ上がり、おまんこは何かを挿入していたいと言わんばかりに強く疼き始めた。

逃げ出した彼女は、疼く身体を必死に抑え、とある公園へとたどり着くと、ある光景を目の当たりにした。

なんと公園の中で浮浪者が自慰をしていたのである。
彼女はその光景を発見するなり、うっとりとした表情でチンポから精液が発射されるのを待った。

浮浪者に見つかった彼女は、すぐさま服を脱ぎ捨てこう懇願した。

「私を…犯してください…!せ、精液を。精液が飲みたくて仕方ないんです…!お願いします…」
彼女はこれまで自らの力で物を手に入れたことがなく、異性に懇願するなど人生で初めてであった。
裕福な家庭で甘やかされて育ち、現在の職場ものんびりしすぎて入試の手続きが期限に間に合わなかったから受けれず、しかたなく就職しようとコネ入社で正社員に収まっており、
実力はなくても実年齢よりも若くみえる容姿に物静かで清楚な彼女は別に給料を当てにはしていないし、どうせ結婚までの腰掛けだと周囲からチヤホヤされていた。
代わって、目の前の薄汚れた男はリストラと離婚を経験しており、家と家庭と社会的地位も無くしてブルーシートで作った粗末な小屋で、
浮浪者として先の見えないその日暮らしで年齢よりも老け込んでいた。もちろん彼女より多く飢えも経験している。

「どうして、俺みたいなクズヤローの前に美人が…?」

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