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僕はロボットのパイロット
官能リレー小説 - SF

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僕はロボットのパイロット 2

「そう!貴方にこのロボットのパイロットに成って欲しいの!そして私の故郷である惑星エイチを侵略者の手から救ってちょうだい!!」
彼女は真剣な表情で僕の手を握るとそう言った。
「え!そっそんな!?」
「残念だけど貴方に拒否権は無いわ!今のキスで貴方の生体データが登録されてしまったから!このロボットはもう貴方しか動かせないの・・・お願い!貴方が戦ってくれないと私の星は滅んでしまうわ!!」
現在中学二年生で中二病真っ最中の僕は、彼女のその言葉に躊躇と興奮を同時に感じていた。
「お願い!」
アルメスさんはその美しい瞳に涙さえ浮かべている。
(・・・永井孝太!今こそ決断の時だ!!お前はずっとこの時を待っていた筈だ!それともお前は男の癖に目の前の美しい少女を見捨てるのか!!)
僕は心の中の英雄願望(人はこれを中二病と呼ぶ)に背中を押され、運命の決断をする。
「うん!分かったよアルメスさん!安心して・・・君の故郷は僕がきっと守ってあげるよ!!」
「ああありがとうございます!!・・・あの?貴方のお名前は?」
「ぼく?僕の名前は永井孝太!よろしくねアルメスさん!!」
「はい!よろしくお願いします孝太様!」
こうして僕はロボットのパイロットと成り、アルメスさんの故郷を侵略者から守る為、宇宙の遥か彼方にある惑星エイチへと旅立ったのだった。
(去らば地球よ!また逢う日まで!!)
ロボットのワープ機能を使っても、3日間はかかるらしい。
(3日間もアルメスさんと二人きり。そして、寝るときはアルメスさんがひざ枕をしてくれるようだ。)
宇宙空間を移動中・・
ロボットのコクピットの中は以外に広く2人ぐらい暮らせそうなスペースがあった。
「何でロボットの中に部屋が?」
「このロボットの下半身は別次元の空間と繋がってるのよ。」

「ふーん。そうなんだ。」
「今日はもう疲れたわ。早く寝ましょ。」

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