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エイリアンの侵略
官能リレー小説 - SF

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エイリアンの侵略 4



・・・数十分後

シェリーの遺体は人体カプセルに入れられ、冷凍状態にされていた。

今だ意識の戻らない閏香を除く4人のメンバーコックピットに集まり話し合っていた。

「冴子。ありゃ一体なんだったんだ?」

「わからない。恐らくだがこの星の寄生生物の一種だと思う。調査隊が全滅したのもたぶん・・・」

冴子はそれ以上言わなかった。

「これからどうするの?」
「本部に戻ろうと思う。閏香の容体もこの船の医療マシンでは詳しくは調べられないし。もし他にもあの個体がいるとしたら、しかも沢山いるとしたら、この船につんである装備じゃ不十分よ。」

ジェシカの問いに冴子はそう答えた。

「そっ、それじゃあ早くいきましょ。」
「えぇ、アクア号離陸準備!!」

「機体状態オールグリーン!」

「エーテルドライバーチャージOK!」

「大気圏までの天候問題ありません!」

「よし!アクア号発進!!」

冴子の号令と同時にアクア号は勢いよく宇宙へと飛び立った。



……逃げ場の無い宇宙へと……
彼女達が戻ろうとしていた本部は奇妙な移動を開始していた。まるでアクア号から遠ざかるように…。
冴子達はまだそれに気づいてはいない。

アクア号の内部は静かなものだった。シェリーについていたものは完全に死に、脅威はなにもない。
拍子抜けする程に順調に航行している。
「このまま何事も無ければいいんだけど…」
冴子がそう呟くとジェシカが言った。
「大丈夫よ!きっともうすぐ本部に着くわ」
ジェシカの言葉には確信めいたものがあった。それは他のメンバーも同じようだった。

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