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人体改造ソフトウェア
官能リレー小説 - SF

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人体改造ソフトウェア 7

そして健太の家の前に到着すると

「母さん行って来ます」

とちょっと健太が家を出るところだった。
そして振り返る。
其処には学生服を着た美少女…
いや健太は立派な少年で実際つい最近確認したばかりだ。
だが150そこそこの身長に少女の様な童顔と甲高いアニメ声はどうしても端から見ると学生服を着た少女にしか見えない。
そんな健太が私達を見つけるなり

「おはよう!みんな」

と挨拶し私達も

「おはよう健太」
「おはよう健ちゃん」
「おはよう健太兄ちゃん」

と挨拶して揃って学校へとむかった。




其処で薄々分かった人もいるが実は私を含め今まで出ていた五人共に私があの人体改造ソフトで改造したの。
そう二日前に古着を買いに近くのリサイクルショップ行った時に偶々見つけたのを古着と一緒にオマケでくれた物であった。
そして動かしてそれまで地味だった私の体で試してみたところ余りの変わりように驚いた。
それから同じく地味だった家族や友人にも試したの。
私好みのスタイルや性格に…
そして今こうして一緒に登校している。
そんな時

「おはようございます」

丁度珠希と別れる所で出会った娘に驚いた。
それは

「おはよう茉莉也ちゃん」

珠希のクラスメイトで同じ名字の親友の村山茉莉也と出会った時だ。
実は私達家族と茉莉也ちゃんの家族は名字だけでなく片親の母子家庭であるのも同じ。
しかもママと茉莉也ちゃんの母親も同い年。
唯一茉莉也ちゃんには兄が一人いるのが違うがそれでも私と同い年なの。
だが驚くのは其処では無い。
茉莉也ちゃんは元々改造前の私達と同様あまり目立たない地味な娘のはず。
でも今の茉莉也ちゃんは今の私達と同様にナイスバディーの可愛い美少女になっていた。
だが私以外は誰もその変化に気付かない。
そう私が珠希やママそして優美奈や健太に改造しても他の者が気付かないのと同様に…
私は驚きながらも平静を装い茉莉也ちゃんに挨拶をする。

「おはよう茉莉也ちゃん」
「おはようございます皆さん」
「あれ?お兄ちゃんは?」
「あっ達也兄ちゃんは通っている学校が創立記念日で休みだからって部屋に閉じこもっちゃっているの」

その時、私は何か嫌な予感がした。
恐れていた予想の一つあのソフトの別のユーザーがいる事を…
私はそう思うといてもたってもいられず。

「あっ御免なさい…ちょっと忘れ物しちゃったから家に戻るからみんなは先に行ってて」
「もうお姉ちゃんたら」
「そそっかしいわね」
「じゃ先に行ってるよ」

こうして私は慌て家へと戻った。


家に戻ってママに怒られながらも部屋に向かいパソコンを立ち上げあのソフトを動かす。
そしてある機能をさせる。
それは同じソフトを動かしたパソコンを覗く機能だ。
これはソフトの使用過多や悪用を防ぐ目的で付いているのだ。

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