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主人公最強主義
官能リレー小説 - ファンタジー系

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主人公最強主義 9


その後、二人は街をしばらくぶらついてから帰ることにした。

その途中で服屋にたちより、ゼクスは女ものの服を物色していた。

露出度の高いものや、フリルのついたもの
時にはイリアに当ててみたり、唸りながらも、いくつかの服を買って出ていった。
(あ、あれは私にかな?……キャー、どうしよ///ゼクスにプロポーズとかされたら///……でも、あれじゃサイズが合わないような……)
と、色々考えながら顔を赤く染めながらゼクスの後ろをチョコチョコとついていくイリアであった。

「あっれー、ゼクス君にイリアちゃん。二人一緒なんて珍しく…もないけどお買い物かい?」
ちょうどゼクスの家まで直線で100m程の場所に来た時。二人の前に長身の男が現れた。
男の名前はハルト=オーガス。黒い髪を腰まで伸ばした美男子だ。
「ねーねー、お買い物なら俺の店でどう?
品揃えは豊富で価格も良心的。新作のドレスも入荷したよー♪」
まるで純真で無邪気な少年のような話し方をするハルト。しかし実はゼクスに及ばないまでもカナリの実力者。
大抵はこの話し方で油断してしまう。
「イリアちゃんにピッタリのサイズも入荷してるよー♪
ちょっと際どいデザインでセクシーなドレス♪
今なら原価で譲っちゃうから俺って太っ腹だね!?」

「お前、原価ってどんくらいだよ」
呆れ気味にゼクスが尋ねるとハルトは笑顔で、
「金貨三十枚ぐらいかな」
「高かいわよ」
イリアが思わず突っ込み、ゼクスは溜息をつく。
「そうかな〜?」
「これだからな。どちらにしろ。イリアはこれから忙しいから駄目だ」
「へ? 何か用事があるの?」
「ああ、大事な用事がある。これから俺の家で連れ込んで腰が抜けるまで3Pするという予定、ガッ!・・・・」
 ゼクスの後頭部に振り下ろされる強烈な拳に言葉が詰まる。振り向くとイリアの真っ赤に染まった顔。
「あんたはいっつもそれか!」


プルプルと拳を震わせるイリアにハルトは苦笑した。
「相変わらず仲がいいね。二人とも」
「まぁな。なんせセフレ(セックスフレンド)だから・・・・ナッ!」
「まだ言うか!」
今度は鞘に入ったままの剣で後頭部を殴りつけられた。レベルが高いゼクスだからこそ耐え切れるほどの威力。並みの人間ならば昏倒してもおかしくない。
「イリア!ちょっとは手加減しろ!」

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