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主人公最強主義
官能リレー小説 - ファンタジー系

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主人公最強主義 20

で、後で問題になるのは解りきってるので、俺にボディガード
兼お守りをして欲しいそうだ


アンジェラ改めてアンは意気揚々と剣を振り回してダンジョンの扉の中へと
進んでいった。俺は相棒のキリュウ剣を担いで後についていく

あの後、結局拝み倒されてこの仕事を引き受けてしまった
この俺を拝み倒せるのはクロノス広しと言えどマリー他数人だけだ


行き先は初心者の門と呼ばれる遺跡のダンジョンだ
名前の通り、たいした奴は出て来ない初心者向けのダンジョンだ

だが、調子に乗って奥に進んでいると別の要因で死ぬ確率が
上がってくる要注意のダンジョンでもある

「あっ角有りリスだ!!えいっ」

アンはどう見ても角有り兎にしか見えないモンスター目掛けて剣を振るう
しかし、剣は見当違いの地面を削るだけで一向に当たらず
とうとう兎は逃げていってしまった

「ああん、逃げられてしまいましたわ、おしい」

(全然惜しくないし、つーかのろいとろいどんくさい)


だんだんと、だんだんとイライラが溜まっていくゼクスであった

しばらくダンジョンの探索をしていると、向こうが休憩したいと
言ってきたので、見通しの良い広場に出て休憩をとることにした

「アンは何故この都市に来たんだい?」

「何故?うーん今までの暮らしに飽き飽きしてたのですわ」
その言葉自体は実際よく聞く言葉である
この都市に来る者達の約3割はその言葉を口にする
本当に困っていて、この都市に来る者は実際に僅かである


が、こいつは少々世間を嘗めすぎている…そう感じずにはいられなかった


「後、お父様を困らせてみたいと思ったんですよ」

ああそう…と適当な返事を返し、手渡された水筒の中身を飲む
すると少し変な味がし、中身が睡眠薬だと気付く…
アンの顔を見上げると
「申し訳ごさいません。私は自由を謳歌してみたいので
貴方のようなお目付役は必要ごさいません、眠ってていただけませんか」
なんて言って来やがった

この程度の睡眠薬で寝る程俺は弱くないのだが、なんか
面白そうな展開になりそうなので狸寝入りをしてみた

そんな事は露にも思わないアンはなんの確認もせずにトコトコ前に進んでいってしまった

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