PiPi's World 投稿小説

山賊
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 1
 3
の最後へ

山賊 3

「おい、おめぇら!いい加減に…」
怒鳴ろうとした頭だったが、白濁に埋もれた水晶玉を見て言葉を止めた。
「な、なんだこりゃあ…」
白濁の中の水晶がグネグネとうごめいていたのだ。まるで、生きているかのように。
「ま、まさか…こいつ…!」
親玉はうごめいている水晶を見て、真っ先に巨大な卵子を連想した。精子を求め、リドリー達に射精させている…そうとしか思えなかったからだ。
「おい、おめぇら!水晶玉から離れろ!」
親玉が叫ぶ。だが、もう遅い。
「あ、ああ……」
リドリー達は水晶玉に射精しすぎて、体力を使い果たしていた。水晶玉はグニャリと曲がると、リドリー達に向かってとびかかって来た。
「な、なんだぁ!?」
疲弊していたリドリー達はろくに抵抗することも出来ず、水晶玉に呑み込まれていく。
「た、助けてくれ!」
リドリーは親玉に助けを求めるが、他の山賊達は既に力尽きて呑み込まれてしまっていた。
「お、俺ぁまだ死にたくねぇ!」
親玉はリドリーを見捨てて逃げようとするが…水晶玉の方が早かった。親玉までもがリドリー達と同じように呑み込まれてしまう。
アジトの中に静寂が訪れた。
山賊達は全員水晶玉に呑み込まれてしまった。水晶玉はグネグネとうごめくと、どこかへと消え去ってしまった。
後に残されたのは、白濁液まみれになったアジトだけ。
その後、この山賊団を見た者は誰もいないという…。


,
の最初へ
 1
 3
の最後へ

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す