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鬱屈した何か
官能リレー小説 - ファンタジー系

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鬱屈した何か 2

その体をまさぐりながら漆黒のローブの男が女盗賊の耳元で囁いた。
「我等は淫欲と快楽を貪る者なり」
その瞬間、肉体は屈服し、精神は淫らに染まった。
乳房を揉みほぐしながら何やら呪文を囁く。
すると、仮面を装着した盗賊たちの陰茎がみるみる内に勃起し、太く、固くなっていく。それだけではない、反り返ったソコは漆黒の光を放ち始めた。
その光景は淫靡で、異常でありながらも恐ろしいほどに神々しくもあった。
無表情の盗賊たちが勃起した陰茎を誇示しながら囲う中心。女盗賊は跪き頭を地につけながら尻を突き上げて汁を垂らす割れ目を見せつけ求め、異常な男は盗賊たちより太く固い反り返ったバキバキの陰茎をその穴に突っ込んだ。
慣れてはいないが男の味を知る女盗賊の穴を掻き分けて、数度奥を突き上げれば隣の穴に突っ込む。身も心も屈した女たちは乱暴な扱いにすら嬉しそうに絶頂し、男の陰茎をしゃぶりもてなした。
一回り全ての女盗賊の穴を耕し、乳房を弄んだ漆黒の男は絡みつく肉を振り切りながら抽挿を繰り返す。嬌声の響き渡る中、何度も子袋を叩きのめし白濁を注ぎ込んだ。割れ目から溢れさせ意識を朦朧とさせた女盗賊を捨て置くと、同じように次の女盗賊にどろりとした液体を注いでいく。
時たま男が休んでいると、周囲の盗賊の1人が背後に立ち筋肉質な尻肉で自らの陰茎を扱いて白濁をぶっかけた。数人のそれを浴びれば男は、再び固く勃起しなおして女盗賊たちを犯していった。
男は、世界を救う勇者ではなかった。
彼は人間であるにもかかわらず、生まれ落ちた瞬間から魔族に等しい強い魔力を有していた。
「生まれながらに邪悪な力を持つ者は魔王となる」と予言され、その不吉な存在を退けるため親兄弟からも見捨てられた。
彼は親兄弟の顔も知らないまま迫害され各地を転々とした。そしてこの盗賊団に奴隷として売られた時、彼等の運命は大きく変わってしまう。

男の体力が尽きる度に盗賊達は勧んで黒光りする陰茎を彼の引き締まった尻に突っ込んでいく。これは男に自らの精力を分け与えているのだ。
精力を注入した盗賊達は疲弊してしまうが、生殖機能を根こそぎ奪い取られるわけではないのでしばらく休んでいれば完全に回復をする。
こうして盗賊達は自らの精力を男に注ぎ続け、男はその全てを受け入れ自らを高めるために使い続けた。
この異常な共同体は、盗賊達の精力を全て吸い尽くすまで続いた。
盗賊達が1人また1人と白目をむいて倒れていき、ついには全員が気絶してしまった。
そこで男は我に返り反射的にその場から逃げ出してしまったのだ。
「やってしまった」
男は自らの行為を悔いて呟いた。盗賊達の黒光りする陰茎がそそり勃つ光景を見て、衝動的に精を喰らうことを思いついたのだ。だが、それがどれだけ浅はかで恐ろしいことだったか、男は身をもって思い知った。
男の体には精力が満ちている。魔力も回復し、万全の状態となっていた。
だが、それは彼の望んだことではなかった。

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