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邪論と花びら
官能リレー小説 - ファンタジー系

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邪論と花びら 1

ここはとある海賊船。その甲板の上にいるのは一人の少年と少年を囲む武器を持った数人の海賊。その少年は取り囲む海賊達にこう言った。
「お前達、この僕を誰だと思っている?」
すると海賊達は笑いながら言う。
「ハッハ! 何を言ってやがる小僧」
「おいおい、まさか自分が誰なのかも知らないのか? これだからガキは困るぜ!」
そう言いながら笑う海賊達。しかし少年はその言葉を聞いても表情を変えない。そして続けて口を開く。
「僕の名は…『勇者』だ!!」
それを聞いた海賊達が一瞬だけ沈黙する。そして次の瞬間、海賊達の大爆笑が巻き起こった。
「ガハハッ! 勇者っ、勇者だってよ」
「カカッ! ゴッコ遊びは家に帰ってするんだな」
「ママのオッパイでも吸って慰めてもらいな、小僧」
涙をこぼすくらい笑い転げ、甲板を叩いて感情を溢れさせる海賊達。すっかりと少年から意識が逸れている。
それでも武器は手放していないが、わずかにあった警戒心は霧散して消えてしまった。
「……」
そんな海賊達を見下ろすと、少年は彼らに向かい何かを振り下ろした。いつの間にか少年が握っていた四本鍬が、1人の海賊の横っ面に刃を食い込ませる。
「ハ? …ギィヤアァァァッ!!」
片目が溢れ落ち、骨の欠片が滴る血に乗って流れ出す。突然の凶行に海賊達の反応が遅れる中、赤黒い鋸を構えた少年の呟きが耳に届いた。
「お前達、『悪党』なんだろ? 悪人なら正義に殺されて…当たり前だよな!」
薙ぎ倒された海賊の頭を少年は踏みつける。首へと当てられた鋸の刃は断末魔と共に海賊の中へと沈み込んでいく。
「ガァアアッ! ア゛アァッッッゴボォッ?!」
ブチブチッと筋肉が引き千切れ。ガリゴリと骨が削れていく。首半ばまで進んだ頃にはボコボコと血の泡が隙間から溢れ出る。
少年は千切れかけの頭部めがけて後ろに脚を振り上げ、そのまま蹴り抜いた。甲板を血で汚しながら転がっていく頭は、狂ったように歪んだ表情を浮かべていた。
「へ? ア…」「ナ! え…」
未だに目の前の現実を受け入れられず固まったままの海賊達。そんな男達に向け少年は鍬を振り回す。柄に薙ぎ払われ刃に刈り裂かれる海賊達。
少年の反対の手に握られた鋸が赤黒く輝く。男達の肉皮は引き裂かれ、少年の哄笑が辺りに響き渡る。
「アハハハハハハァ! 僕が正しいんだ。だってお前達は、悪いことをいっぱいしたんだからぁ!」
少年の周りには薙ぎ倒され血塗れのボロ布のように無造作に転がされる海賊達。それを囲むように残された男達が跳びかかるも暴虐の嵐と化した少年により同じように壊れた案山子みたいに打ち捨てられる。
掠れた呼吸音とか細い呻き声だけが聞こえる甲板。死にかけの気配が立ち上る中、少年は一切の躊躇いなく鍬の刃を突き立て鋸で切り裂いていった。

鼻歌でも聞こえてきそうなご機嫌な顔で海賊達に止めをさしていく少年。その背後に強い気配とともに大柄な影がそびえ立った。
髑髏の描かれた提督帽を被りサーコートを肩に羽織った恵体の女。サラシに包まれた爆乳に紐パンに覆われた安産体型の尻に太股。
黒く日に焼けた肌はいくつもの傷跡が目立ち。ウェーブした焦げ茶の髪の下では楽しそうな笑みを浮かべている。
「ギャハッ! なんだいなんだい、情けないねぇ!! いい大人がガキひと…」
船長らしき女のセリフを聞き流し、少年は股の間を滑り抜けると膝を後ろから薙ぎ払う。体勢の崩れた背中を蹴り飛ばすと後頭部を掴んで甲板に叩きつけた。
なかなか整っていた顔面は折れ砕け血を流しながら白目を剥いている。少年は表情を変えずに何度も何度も顔叩きつけ青黒く腫れ上がらせた。
女の意識が完全に失われ身体から力が抜け落ちた頃。少年は農具を振り上げると二の腕と膝の骨を砕き折った。
そして肘と膝で切り落とすと砕けた骨を抜き取り、筋肉だけが残ったそれをキツく縛って止血した。女船長の首に縄をかけると少年は船室まで楽しそうに鼻歌を響かせて歩いていく。
「お前もいっぱいいっぱい、い〜っぱい悪いことをしたんだろ? なら勇者である僕がしっかりと有効活用してやるからな!」
海賊船の中でも一等上質な部屋に入ると少年は女船長を寝台の上に放り投げた。
痙攣し白目を剥いた醜く腫れ上がった顔でいまだに目覚めない女を見下ろす少年。すると女船長の股を割り開き紐をほどいて水着を剥ぎ取った。
手入れもされずモジャモジャと淫毛の生い茂り、汗と牝の臭いが混じり合って匂う恥丘。その下には死にかけたことで溢れ出た淫蜜でテラテラと輝く赤黒い『花びら』がヒクヒクと咲き誇っている。

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