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剣の間奏曲
官能リレー小説 - ファンタジー系

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剣の間奏曲 3

しかし、彼らは怯まない。
「ひるむんじゃねえ 突っ込め!」
船長らしき大男が叫んだ。
「突撃だ!進め!進めぇえ!」
その声に呼応するように、海賊達は雄たけびを上げながら突撃を敢行した。
しかし、鬼のいる甲板まであと一歩というところで海賊達は金縛りにあったかのように動けなくなってしまった。
「なんだ!体が動かん!」
海賊達が騒ぐ中、鬼はゆっくりと口を開いた。
「汝ら、牙を向けるか。愚かなり」
鬼の体から放たれる凄まじい気迫に海賊達はたじろいだ。
「我が名は十兵衛、この名を聞いたことある者はおるか?」
「知らん!知るわけがない!そんなことはどうでもいい!さっさとこの変な術を解除しやがれ!」
海賊の一人が叫ぶ。
「そうか、ならばお前達のその筋骨逞しい肉体にその名を刻んでやろう」
「なんだと!?」
「我は東の国より来たりし者、鬼神なり」
鬼は刀を抜き放った。刀身が陽光を反射して鈍く輝く。
その妖しげな輝きを見た途端、海賊達は言い知れぬ恐怖を感じた。
「鬼だと?ふざけるな!こんなところに鬼がいるはずがあるまい!」
「鬼とは本来、人ならざるものの事を言う。人は鬼になることができる。お前達も例外ではないのだ」
鬼の言葉には不思議な説得力があった。
「俺は鬼だ。鬼だ。鬼だ。鬼だ。鬼だ…」
途端にぶつぶつとうわ言のように繰り返す海賊達。その目はうつろになっている。
獰猛な獣のようなその顔は今や見る影もなく、虚空を眺めてうなっている。
彼等の締めている褌は内側からの膨張に耐え切れず、いまにもはち切れんばかりになっていた。彼等は十兵衛の前で次々と褌を解いていく。
ぶるんっと音を立てて巨大な肉棒が露になった。
「さあ、我にその力を示せ」
鬼がそう言うと、海賊達は一斉に自らの剛直をしごき始めた。
最初は緩慢だった動きが、次第に激しさを増していく。
まるで何らかの神聖な儀式を行っているかのような光景だ。
「おおおっ!」
「あああっ!」
海賊達は獣の如き叫び声を上げる。
「うぉおおっ!!」
そして海賊達は一斉に射精した。
白濁液が勢いよく飛び出し、辺り一面に飛び散った。
「ふむ、なかなか良いものを見せてもらった」
鬼は満足げに言った。

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