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躍動する時
官能リレー小説 - ファンタジー系

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躍動する時 6

彼の先端がエラメリアの奥まで迎え入れられた。
太く硬く、力強く、エラメリアの子宮を押し上げる。
我慢できないと言わんばかりに、ゴーチェは腰を震わせて軽く突き上げる。
「もう…元気なんだから」
可愛い弟を甘やかすような、お姉さんっぽい声と態度でエラメリアはゴーチェを見下ろす。
ゴーチェもエラメリアを見上げ、いかつい顔に喜色を浮かべた。
それから、エラメリアはゆっくりと彼の上で腰を前後させる。
より深くつながろうとするように、陰部を擦り付ける様に。

タプンタプンと巨乳を揺らせ、エラメリアが腰を前後させているのを、ゴーチェはしばらく眺めていた。
気持ちよくて、エラメリアがエロく可愛くて、なおの事欲しくてたまらなくなった。
騎乗位で腰を振ってくれるエラメリアの姿を見て、ゴーチェは自分の心の中にあるものにはっと気づいた。
そうか、俺は……エラメリアの事を本気で好きになったんだ…
「うおおっ!好きだっ!好きだよっ!」
「えっ、あっ、ああん!」
腰を振ってくれるに任せていたゴーチェが、叫ぶように言って自分も突き上げる。

ずちゅっ!ずちゅぱんっ!ずちゅっ!
突き上げられて、長い髪と豊かな胸を揺らせながら、エラメリアも想いのたけを口にする。
「私もっ、好きっ、好きよっ!!」
「エラメリアっ!」
すると彼女は、腰を上下し続けるゴーチェの顔を両手で捕まえ、そのまま彼の顔に自らの顔を寄せる。
揺れながらも、吸い付くように彼と唇を合わせる。
お互いに吸いあうような、恋人同士のキス。
互いに互いを求めあい、どんどん高まっていく。

「んんっ!」
「んっ…イ、イくぅっ!」
思いっきりゴーチェが突き込んで射精すると、エラメリアも思いっきり絶頂した。
びくん!びくん!と脈動し、激しく射精するゴーチェの胸の上で、彼の温かい身体と熱い想いを感じながら、エラメリアは絶頂感のただ中にあった。
「幸せよ…私のゴーチェ…」
「俺もだよ、エラメリア……」
これが、ゴーチェの初恋でもあった。


そして、ゴーチェは毎日のように現れては、エラメリアと激しく求めあうのだった。
ドリュアスの加護かそれとも才能か、ゴーチェはこれまで以上に逞しく、格好よくなっていった。
愛する男ができたエラメリアも、今まで以上に美しくなり、きらめくような素敵な魅力の持ち主になっていた。


それから、数カ月が過ぎたある日。
この日も、ゴーチェは川を遡上してエラメリアのもとに訪れていた。
だが、いつもと少し態度が違う。何か迷っているような、そんな感じがした。

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