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躍動する時
官能リレー小説 - ファンタジー系

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躍動する時 2

彼の股間にあるモノがいっそう激しくビクビクと震え始めた。それと同時に肉棒の先端部分が大きく膨らみ、白濁した液体が勢い良く飛び出してくる。それは弧を描きながら空中に飛び、地面にボタタッと落ちると白い水溜まりを作った。
「はぁー」
ゴーチェは射精後の疲労感を感じながらも、どこか満足そうな表情を浮かべていた。
彼が放った精液の一部は地面の上で固まりかけている。だが大部分は未だ生暖かく、湯気を立てていた。
その光景を見て、ゴーチェは再び下半身が熱くなる感覚に襲われる。
なので、自らが大木に開けた穴が怪しげな光を放っていることに気づかなかった。ゴーチェが余韻に浸っている間にその樹液に満ちた穴はいやらしく脈打ち始める。
「む?」
ゴーチェが異様な妖気に気づくが、遅かった。大木に引き寄せられるように足が動き始める。抵抗しようにも体に力が入らないのだ。
「な、なんだこれは!?」
そう叫ぶ頃にはゴーチェはかなり大木に接近してしまっていた。誘うようにうねる穴が目に入り、ゴーチェは恐怖を感じた。だが体は言うことを聞かず、どんどんその穴に近づいていく。そしてついに目の前にまで来てしまった。
「ああ…!」
先程精通したばかりの性知識しか持たないゴーチェでもこれが異常な事だと分かる。そして同時に本能的に察していた。このままではいけないと…。
しかし、その思いとは裏腹にゴーチェの体は勝手に穴に向かって足を進めていく。もはや逃げられないと悟ったゴーチェはせめてもの抵抗として目を閉じて顔を背けた。
ズブブッ! 陰茎が爆発するような衝撃と共に視界に火花が散る。
「ひぎぃ!!」
ゴーチェは悲鳴を上げていた。穴の中はヌルヌルとした粘液に覆われており、それがゴーチェの男根を包み込む。それはまるで生きているかのようにウネウネと動き回り、その刺激にゴーチェは身悶えた。
まるで搾り取るような、恐ろしい気持ちよさだ。
ゴーチェは身体の自由が利かないまま、名器に陰茎を翻弄されていた。
次第にゴーチェの視界が霞んできた。
あまりの気持ちよさに、他の感覚が薄れているのか。
「がぎい、やめ、やめてくれぇ」
気づけば、ゴーチェはあおむけに倒れていた。
ウネウネヌチュヌチュと、陰茎の快感は相変わらず続き、彼を責め立てる。
ぼやけた視界に、彼の上にまたがっている若い裸の女がうっすらと見えた。
「とっても痛かったんだから、償ってもらうわ」

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