PiPi's World 投稿小説

負けた勇者は女魔王達にに赤ちゃんにされた
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 1
 3
の最後へ

負けた勇者は女魔王達にに赤ちゃんにされた 3

「さあな……実力は拮抗していたらしいが、女神の機嫌が悪かったのだろう」
兵士たちが益体もない話をしていると、瘴気を掻き分けて呻き声と共に異形の化け物たちが姿を表した。
全身の皮膚が腐り落ち筋肉や神経を剥き出しに泣き叫ぶ化け物、互い違いに体が癒着し転がるように向かってくる化け物、上にちょこんと王冠を乗せたブヨブヨとした生ゴミのような肉塊の化け物、髪の毛の先にくっついた子供たちに引き摺られている芋虫みたいな神父服の化け物。
どれだけの怨みを買えばあのような死に損ないの化け物として生かされるのか想像もつかなかった。
「マジョメェ!マジョメェ!?」
「マジョガモエタヨ!!マジョガモエタ!」
「メガミサマハユルサレナイ……オユルシニナルモノカ……!」

さらにその後ろに続くのは、大鷲の翼を腕に持つ美女、見上げるような単眼の巨人、獅子の体に竜の手足を持つ賢者の顔をした怪物。
神話や伝説に描かれるような強大な怪物たちが、砦に向かって攻めてきたのだ。
それらの周囲を固めるのは、蜥蜴の顔や蝙蝠の翼を持つ兵士たちであり。整然と列が並びながら、一糸乱れぬ動きで進軍し続けている。
「っ……て、敵襲だ!?敵しゅぅーっ!!」
砦につめていた兵士たちはすぐさま装備を整えると、急に襲ってきた魔界の連中を相手するために塀の上に並び立った。
いつかこうなるとは覚悟していたが、不気味なほどなんの反応も無かったためどこか油断していたのだった。
兵士たちをまとめる上官は、すぐさま本国に伝令を走らせ自分達は援軍がやって来るまで砦を守り抜くために篝火を並べた。
「城壁にたどり着く前に矢の雨を浴びせてやれぇ!!足元まで来た奴らには石礫や熱した油を馳走してやるのだぁ!?」
これまでも魔物の襲来は幾度かあったがここまで大規模な攻勢は類を見ない、無論魔界との境界線になる国家は別であるが我が国では前例がない。その国家からも増援を来る手筈になっているが……一人の魔道士が砦の前に降り立つ。
「眷属に成り損ねたアンデッド……」
恐らく王や大司祭、貴族と言った地位がある者が魔王の淫呪と自我と拮抗した結果だ。魔導士は懐にある瓶を開け松明(たいまつ)に沁み込ませる。タイミングよく上から熱した油が来たが風の魔法に乗せ同時に火の魔法を唱える。
「清浄炎舞!!!!」
身の毛もよだつバケモノは炎に包まれるも静かに燃え尽きる。目の前に援軍に砦の者も言葉を失う……そして居合わせた宮廷魔導士が声を上げる。
「深艶のタバサ……間違いない」
桁違いの魔力と複数の魔法を同時使用する猛者であるが同時に艶喰いであり、それを知らずに兵士らの精液を根こそぎ食い荒らす猛者。
この大陸中央にあると言われている大地樹で出来た巨大な杖は小柄な彼女では余計に目立つ……宮廷魔導士も吟遊詩人の詩で知っていた程度だ。
「勇者を堕した本人は拠点にいる……恐らく探り」
ここで彼女は女神の加護を展開し砦に居る兵士らの弓矢でも魔物に効く事を徹する。水の浄化作用もあり魔物の主力らは後退した。タバサは焼け焦げてしまった王冠を手に取り祈る……それが葬り去った者がする礼節である。


「で、では勇者レイはもう」
「無理でしょう、魂の蝋燭に灯る火は堕艶になってます」
卓上に置かれたカンテラに灯る火は漆黒であるは見ていると下半身が熱くなってくる、宮廷魔導士はタバサの表情を見た。
「報酬は貴方の男汁でよろしいですよ」
宮廷魔導士の男はオーク並の体形で頭もハゲている、普通なら女性は寄ってこないがタバサは分かる……濃い精液を存分に貯め込んでいるのは匂いで分かる。
「ふふ、魔力とは生命力、その力と肉体の拮抗が崩れるとアンデットになるんですよ……」
彼女は着用していた衣類を脱いで結界展開した、しかも二人が平然と話している様に見える幻影付きだ。宮廷魔導士も自然と衣類を脱ぐ。
「!」
タバサの白い肌に禍々しい紋様が出て来た、これがタバサが最強とも言われる所以……お腹には子宮を模した呪紋が刻まれており幼さを残した体と相まっている。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す