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性欲の魔王VS魔法美女
官能リレー小説 - ファンタジー系

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性欲の魔王VS魔法美女 1

僕の名前は板倉敦司。学校の物置を片付けていたら古くて小さい箱を見つけた。
「なんだ?これ?」
ふたを開けてみると中からドス黒い煙がモクモクと出てきて、僕は慌てて箱を投げ捨てた。
『お前が封印を解いてくれたのか?礼を言うぞ』
呆然と見ていると黒い煙の塊が僕に話しかけてきた。
『私は性欲の魔王デウス。このままでは不便だからな。しばらくお前の体を借りるとしよう。』
すると、黒い煙の塊が僕の体の中に入ってきた。
僕はそのまま気を失って倒れた。
「あっくん。まだ物置にいるの?って!どうしたの!?あっくん!」
女子生徒が物置の中で倒れている僕の姿を見て慌てて駆け寄ってきた。
『倒れている俺の体揺さぶって起こそうとしているこの女は何者だ?俺の体のことすごく心配してるぞ』
デウスはこの男の頭の中を少し探ってみることにした。
『なるほど、この男の幼馴染か。そこそこ仲もいいようだ。』

現状では恋愛感情には乏しく、恋人や結婚の対象とは思われてないようだ。
だが意中の相手がいるわけでも無さそうなので、デウスの力を取り戻すための生け贄としても違和感はなさそうだ。
『発情』
まずは側に寄ってきた少女の身体に男を求めさせ、同時に思考を鈍らせることで違和感を抱かせない。
『魅了』
さらにはこの男に対する好意を増大させ、自ら求めさせる下地を整えておく。
「あ、あれ?なんだか、あっくんのこと見てたら、ドキドキして。ううっ、どうしよう!してみたい。あっくんと、えっエッチしたいかも!?」
『催眠&結界』
周囲に認識阻害と異界化の結界を張り、少女を貪る準備を進める。
また現状への認識を歪めることで、少女――加藤愛実が性欲に従い易くしておいた。

男の身体を動かすと、目覚めておもわずといった様子で少女をモコモコに変わった床に押し倒す。
俺は愛実と体を重ねると愛実の心臓の音が聞こえてくる。
「愛実、僕のこと好きか?」
俺はこの男の声を使って話しかける。
「好きだよ。大好きだよ。もっと私に甘えて頼ってほしいって毎日思ってるんだから。」
念のためにちゃんと俺の力が通じてるかの確認をした。
「よし。なら僕の言うことは絶対に聞くんだぞ。」
「うん!わかった!」
嬉しそうに笑う少女の様子を確かめると、出来る限り甘く優しくその唇にキスを落とした。
最初は触れるだけで軽く。だんだんと口の周りを啄んで、リップ音を聞かせるように奏でる。
チロリと舐めたり舌先でくすぐるように刺激したりと、キスに夢中になるように誘導していった。
俺の力の根源は『性欲』。情欲と気持ち良さによる悦び。互いに求めあうことによる、無限の感情によって最強の一角に至ったのだ。
「んっ、ふぅん、んんぅ!あっ、ふぁんっ!ちゅっ、ぁんぅ、ちゅるっ!!」
愛実の潤んだ瞳は視点が定まっておらず、眠たげに半開きの瞼が夢見心地だと伝える。
子供じみた妄想のキスとは違う、互いを求め愛を確かめるような熱く終わりのない口づけに蕩けきっていた。
そのまま緩く開いた唇に舌を挿し入れ、歯や頬の裏などを撫でるように舐めていく。

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