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原始時代の聖水
官能リレー小説 - ファンタジー系

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原始時代の聖水 4

次の瞬間、緑色の固形物がグレベの鈴口から飛び出していた。
それはまるで植物の茎のように
細く枝分かれしながら伸びていく。やがてその先端の一つがラオンの方へと向かった。
ラオンはそれを手に取るとまじまじと見つめる。
「素晴らしい出来だ。こいつはすごいぜ!」
ラオンは歓喜の声を上げた。
グレベが慌てて言う。
「こ、これは何なんだ?」
「これはお前の魔力が泥と反応した物だ。お前の潜在的な力が強大だからこんな芸当ができるんだ。誇っていいぜ!」
「ほ、本当なのか……」
「ああ。お前ならいずれ本当に俺を越える事ができるかも知れない。期待しているぜ!」
「俺が……あんたを超える……」
「そうだ。絶対に越えられる。俺達は二人揃ってこそ真の力を発揮できるのだ。共に力を磨いていこうではないか」
「ああ…わかった…」
グレベはかなり従順になっていた。ラオンに対して強い信頼を抱くようになっていたからだ。
「よし、今度はこの緑の泥を全部出しきる…」
ラオンが言いかけた時、グレベの放つ触手がラオンに殺到していく。
「ぬおっ!」


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