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遥かなる希望の地にて
官能リレー小説 - ファンタジー系

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遥かなる希望の地にて 2

彼女は魔導師4人の1人で、この恐ろしく困難な一生になるであろう最初の移民に参加してくれた。それも、友達の魔導師二人に同じく魔導師の母さんも誘って・・リーゼがいなければ魔導師無しで来る羽目になったかもしれない。
「団長、我々は準備完了です。」
「よし、了解した!」
警備隊長が報告してきた。
彼ら警備隊15人は魔獣や猛獣対策として、また場合によっては治安部隊の役を果たす為付いてきたのだ。
「モルード殿、いよいよですな。」
「船長、こちらこそありがとうございます。」
ラインディール船長が出てきた。
潮焼けした肌に、いかつさと愛嬌が同居した剛毅そうな面構えのこの男は、実に頼りになる。
彼は我が国でも特に腕利きの船乗りの1人であり、腕と人品を見込まれて陛下からこの航海を任された男だ。
腕前は確かでまだよく知られてはいないこの航路でも巧みな操船で、最大限早く到達してくれた。

そして翌朝俺たちは上陸となった。時間的にいま湾内の仮設拠点・・・・ブロブィス基地と呼ばれているが・・・・に入ると上陸作業が真夜中になってしまうからだ。

そして湾内に停泊したシャンド・ラーサから俺たち128人と、連絡の用件のある船員たち数人はボートに分乗して上陸した。
ブロブィスには数人の駐留員がいるだけの小さな仮設拠点だ。彼らやその前のボン・デ・ラーガ号から上陸した探検チームのおかげで、この湾の周囲一帯には街に適した平野があり、なおかつ蛮族や危険なドラゴンは近くにいないことが分かっている。

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