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船に乗り込んだ獣性
官能リレー小説 - ファンタジー系

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船に乗り込んだ獣性 10

「そうだな。変な目に遭ってんのは男だし、気にしない方がいいぜ」
「やられてんの、女の子じゃ無くて良かったっすよ。良心が痛まなくて済むっすから」
「そうだな」

どうせ男だから、女が被害を受けてるわけじゃ無いのが不幸中の幸いとばかり、彼らは無関心を決め込むのだった。
その兵士達はしっかりと勃起していた。漏れ聞こえる淫らな音と甘い臭いに反応しているのだ。
無関心を決め込む彼等ですらこうなってしまうほどに、中の異常は性的なものだった。
ガレスもさっさと立ち去っていなければどうなっていたか…。
女性兵士たちからしてみたら、口では水夫たちを笑い飛ばしてる男らが心の中では怯えてることがみえみえだった。
何かが違っていれば、自分も得体の知れないナニカに襲われていたかも知れないと、無意識に気付いているのだから。
妙に子宮を疼かせる甘い臭いに、恥ずかしくなるような水夫たちの嬌声に耐えなんとか真面目に見張りを続けようとしていた。
それなりの数の人間が集まれば様々な性癖が存在する。
被害を受けてるのが女性なら「気持ちよく成れてるなら、心が痛まない」と言い訳する男も居るだろうし、屈強でがさつな男が少女みたいな悲鳴をあげるのに興奮する女も居るだろう。

頭付きトルソーのような魔物に自身のモノをしゃぶられた水夫らは、次々と彼女らのナカに精を吐き出していった。
どこかネジの外れたような開放感に包まれた彼らは、やがて恐怖や疑問を忘れて腰を振り始める。
それに合わせて中央の噴水のような装置からもビュルビュルと何かが噴射される。その様子は水夫達の射精のようだった。
撒き散らされたそれらは、夢中で腰を振る水夫にじわじわと寄っていく。その動きは蛇のようだった。
水夫たちの背中へと辿り着いた蛇は、シュルシュルと纏まると少女のようなあどけない頭に変わり、彼らの尻穴を舐めしゃぶり始める。
ジュプッジュッ、チュルチュパッ。前後から挟まれるようにしゃぶられた男たちは、たまらずにザーメンを吐き出して絶頂へと浸っていった。
部屋全体が生き物の体内のように蠢き、壁や床から伸びた蔓状のナニカにぶら下がる水夫らは幸福そうな顔で快楽に溺れている。
あの海の姫君なら精を糧に知能や肉体を最適化していたのだろうが、この部屋を形作るモノはただ男らを嬲ることしか出来ないようだ。

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