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船に乗り込んだ獣性
官能リレー小説 - ファンタジー系

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船に乗り込んだ獣性 11

その室内に画像が次々に投影されはじめる。
それはガレス達が資料として撮影したものだった。
水夫達が交代しながら様々な体位で海の姫君と交わっている時の様子を映し出しているのだが、次第に水夫の股間にばかりをクローズアップしていく。
彼らがどう動いているか、どこを絞めつけられると感じているか、どんな動きに興奮しているかが見て取れた。
水夫たちを絞り採る情報としての価値を見出した魔物らは、その画像の動きを参考にして彼らのモノをしゃぶる技術を洗練させている。
舌を伸ばして巻きつけながら吸ったり、口腔の表面に襞を生やして扱いたり、喉で絞めつけられるのを好む者もいた。
尻穴の舐められ方すらも、入り口をジュポジュポされるか奥をグニグニされるかで分かれるくらいである。

男たちを捕らえた部屋の外では、より混沌とした空気が漂い出していた。
下半身を疼かす甘い香りが濃くなり、窓を覆うナニカは気味が悪いながらも艶かしさを感じさせる。
理性や使命感と本能や嫌悪感の天秤が揺らぎ続け、重い鎧を脱いだ兵士たちの間では近くの男女で触り合いが始まっていた。
気を紛らわせるため、任務に集中するため……と言い訳しつつ、彼女らの頭の中には桃色の霧が漂い始めている。
それに比例して部屋の内部は更に混沌としていく。
水夫を興奮させるために軟らかな女性らしい形状をしていた魔物は少しずつ形を変えていき、禍々しい本性をむき出しにしていく。
そうなると水夫達は顔色を変え、次々に逃れようとする。
しかし既に足腰に力が入らない状態であり、抵抗虚しく捕まって組み伏せられていく。そして先ほどまでよりもさらに激しい交わりが始まった。
「ひぃいい!もう許してくれぇえ!」
「痛いっ!裂けちまうぅうっ!!」
水夫達の悲鳴など無視して、魔物たちは彼らを犯し始めた。もはや水夫と魔物との性交ではなく、一方的に魔物らが襲い掛かっている状態である。

だが、それでも彼らは感じていた。
アナルの痛みの奥にある未知の感覚に酔い痴れていた。
それは快楽だった。
男根から得る快感とはまた違う、腹の底から湧き上がるような熱さであった。
「あぁあああっ!!お尻気持ちいいよぉおおおっ!!!」
「もっと突いてくれぇえええっ!!」
そう言いながら自ら腰を振る者も現れ始める。

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