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船に乗り込んだ獣性
官能リレー小説 - ファンタジー系

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船に乗り込んだ獣性 1

夜の海をゆく、一隻の船。
3本の高いマストには何枚もの帆をふくらませ。
青の月の光を受けて、上質の木材でできた船体が水面に映る。
程よく吹く風を受けて、帆船は快調に航海していた。

「うむ、良い風だ。バイドラー諸島視察も、このようにうまくいくといいな。」
紺色のビキニのみを身につけた、一人の男が、船尾から星空を眺めつつ、言った。
この男の名前はガレス。ある任務でこの船を任されている。
誰かがばたばたと階段を駆け上がってきた。それは彼の部下である水兵達だった。
彼等も同じようにビキニだけを身に付けていた。
いくら船の上といってもあまりにも軽装すぎる装備だった。
それはこの船がある特殊な状況におかれていたからだ。
ガレスは水兵の男達の熱い誘いで下に降りていく。
船の中は既に異様な禍々しい熱気と男の呻き声で充満していた。明らかに奇妙なのだが、ガレスはそれに驚きもしない。
「よぉ、お前ら! 海の姫さまは相変わらず気に入ってるようだな?」
食堂ではテーブルとイスが隅っこに押しやられ空いたスペースに水夫らの塊が出来ていた。
その中心に居たのは長い髪に包まれた艶かしいナニカだった。
男らはガレスの声が聞こえてないかのように熱狂し、その口と下の穴に自らのモノを突っ込んで腰を振っていた。
ビクビクと震えると交代し次の男がまた腰を振りたくる。手の空いた者は胸や尻を揉んで楽しんでいた。
水夫の中心で乱れる長い髪はどことなくクラゲかイソギンチャクの触手のようであった。
半透明にすら見える髪は奇妙なグラデーションを形成していた。
塊になった水夫にはそのミステリアスな美しさが目に入っていないようだった。
ガレスと彼を誘いに来た数名の水兵だけは冷静にこの状況を見ていた。

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