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性剣の女勇者
官能リレー小説 - ファンタジー系

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性剣の女勇者 1

 世界が魔王の脅威に曝され、早10年

 人間の領土は日々に削られていった。

 人々は終わらぬ戦いに疲れ果て、あるものは盗賊に身をやつし、あるものは絶望の果てに命を絶った。

 だが、終焉を待つだけだった人間たちの中には、諦めぬものも居た。

 聖剣伝説――かつて魔王を討った伝説の勇者の再来を信じて……


 ここセクエシャル王国は聖剣伝説発祥の地、その王城の地下深くにある一室に一人の少女と従者達の姿があった。
 少女の名はソフィア・セクエシャル。この国の王女だった。


 少女は白銀の髪を肩まで伸ばし、全体像として華奢な体躯をしていた。その姿はなぜかバスローブ一枚を羽織っただけであり、その膨らみかけと表現すべき胸の前に腕を交差させ、ローブを強く握っていた。
 整った顔の凛とした表情をわずかにゆがませ、震えていた。そしてその蒼い目は一点を睨みつけていた。

 その視線の先には、魔法陣の書かれた地面に刺さったひと振りの剣。だが、その柄は禍々しい男根の形をしていた。

「姫様、今ならまだ引き返せますぞ」

 従者の一人の老婆が言う。

「いいえ、引き返せません。この聖剣……いや、性剣を抜き、私は魔王を討ちます!」

 そう言って王女ははらりとローブを脱ぎさった。

 聖剣伝説――それは過去の王国の上級階級の者が大衆向けに流布した架空の伝説だった。
 正確には、事実として、過去に女勇者が生まれ、その者の手により魔王は倒されている。が、その道程は筆舌しがたき恥辱に満ちていたという。

 この国の上級階級の者のなかでもほんの一部しか知らない本当の聖剣伝説――否、性剣伝説。それをこの少女は再来させようとしていた。

 ローブを脱ぎさり一糸纏わぬ姿となった少女は、恐る恐る性剣の柄に手を伸ばした。
 少女の指が性剣の柄に触れると、柄はぬちゃりと音をたてて、滑り気を帯びた粘液で包まれた。
 その醜悪さに少女は思わず手を引っ込めてしまう。
 しかし、数瞬後、少女は再び性剣に手を伸ばし、自身のまだ男を知らぬ閉じ切った花弁に柄を押し当てた。

 伝承では、魔王を倒し、役目を終えて休眠し封印状態となったこの性剣は、うら若き乙女がその処女を捧げることで再び輝きを取り戻し、伝説が再来する。少女は自身の処女をもって伝説を甦らせる所存だった。



 少女は、ふぅー。と深く呼吸を整える。周りの女従者が心配そうに見つめるなか、やがて少女は意を決して、性剣の柄を自身の膣内へと招き入れた。

「うぐぅっ!!!くぅうううううううう!!!」

 粘液に包まれているとはいえ、碌に湿らせていない膣内は性剣の柄によりこじ開けられ、割れ目の間からは先ほどまで処女であった証である鮮血が迸った。
 その赤い血は性剣をつたって、その刀身を濡らす。

 そして性剣がほんのりと光った。

「我の眠りを妨げる者は誰だ?」

 どこからともなく声が響く。その声は腹の底を揺らすような低い声だった。

「まったく、処女が無理をしおって……碌に濡れてはいないじゃないか」

 これでは痛いだけだろう――と性剣は言う。周りの従者たちはそのイメージと違う気づかいに少し困惑するが、すぐに違うと気づく

「せめて本当の快楽を教えてやろう」

 性剣がそう言うと、性剣の刀身から腕のような形の黒い影が何本も現れ、少女に絡みついた。

「え!!!嫌っ!!!やめてぇえええ!!!」

 二本の腕が少女の脹脛を掴みその脚を大きく開かせ、少女の両腕は後ろ手にされ両腕とも影の腕につかまれると、その身を大きくのけぞらされ、その膨らみかけの乳房がぐっと押し出される。その乳房には二本の腕が伸び、指で乳首を転がし、股座の小さな真珠には影の腕が殺到した。

 そして……

「あんっ、嘘!!この感覚っ!ふぅっ……くっ!!!嫌っ!あっ!あっ!いや、いやあああああ!!!」

 ぷしゅっと少女の割れ目から噴出された液体ははたしてなんの液だったか。少女はその背を思いっきりのけぞらせて痙攣する。少女が未知の感覚に戸惑い、はぁーはぁーと荒い呼吸のみが辺りに響いた。

「さて、前戯はこの辺で、契約を始めさせてもらおうか」


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