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鬼を飼う巫女様
官能リレー小説 - ファンタジー系

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鬼を飼う巫女様 2

彼女のこそ、この神社の長……社 節子。半世紀前以上、即ち若い頃は彼女もまた鬼使いの巫女をしており鬼をしていた夫も数年前に大往生、子供三人に孫は沙菜を含めて五人と言う成果を遺して……沙菜は自分よりも才覚がある事は分かっていたが……幼馴染の霧島 魁であるからここまで巧く行っているのに過ぎない。
「オバぁ!!!!沙菜に調伏させるぅてぇ!」
巫女装束でも隠しきれないたわわに実った豊饒な胸を揺らして本殿に来たのが社 歩。長男の娘で母性溢れる体に反して乱暴である。
「お祖母様っ!!幾らなんでも」
続けて来たのが長女の娘で倉島 はつみ……隣県にある倉島神社の鬼飼い巫女だ。名門とあってか礼節が良いが戸惑いつつ言う。
「騒ぐでない……相手は魁じゃ」
「「……あっ、狙っていたのに」」
節子は苦笑する、鬼と童の間を調伏するのは鬼飼い巫女にとっては極上の喜びだ。
「まったく……鬼化を抑えた手際といい、良きおのこを見繕った抜け目無さといい。沙菜は一歩先に行っておるようだのぉ」
孫二人に発破をかけるよう呟くと、護摩焚に視線を戻す。
ちょうど進展があったらしく、舌を絡み合わせながら神通力を送り込んでいた。
その小さな指も腕の如き肉棒に這わせ、宥めるように体を重ね合わせていく。
この様な事は一切教えてない……愛する事を知っていれば自然と出てくるのだ。沙菜は腕の太さに匹敵する肉棒に舌を這わせ金魚の口にも舌を入れ込む。
「さ……な、は、はなれ……」
だが沙菜も鬼の息を嗅いだしまった以上は我慢出来ない。
「魁、私の胎内に出して。精液をお腹で呑まないと私も人間で無くなるの」
そうなれば肉親が討つ事になる、自分にも淫鬼になる可能性があるのだ。肉棒の上に桃色のスジを合わせる……怖い事に変わりは無い、だがそれよりも体から湧き出る愛液は潤わせている。
「ウッ!」
切り裂かれる感覚に似た痛みと破瓜された証が沙菜の太腿と魁の肉棒に焼き付けられた。この瞬間から二人は人為らぬ者との戦いに身を投じる事になる。
「沙菜!ダメだ!」
「いいの出して!」
全部は呑みこめないが初精を胎内に保持しなかれば魁の魂は鬼に染まり、沙菜も堕ちる……。
「沙菜ぁあああ!」
魁も今までない感覚に射精をする……沙菜の腹部が膨れるほどに。

「んはあぁ〜っ!!」
喉を反らせ、肺の中の空気が押し出されたような嬌声が上がる。
人の、まだ幼い童から出されたとは思えないほどの精が放たれ、見習いほどの少女の胎に納まっていく。
さすがに全ては飲み込みきれず、その花開いたばかりのスジから零れてしまう。
それでも精一杯の愛情をもって、胎内に初精を受け止めて見せた沙菜の献身により、魁の体は元の体躯ほどまで縮まった。
その額に残るわずかな角と肥大した肉棒が、狂姦鬼であることを証明するのみである。
「……沙菜、オレ。その……ごめっ!」
「んっ……謝っちゃ嫌だよ、魁。私は嬉しいんだよ?」
まだ肉棒を胎内に収めたまま、少女は慈母の笑みで少年に口づけをする。
「あなたを助けられた、結ばれることができたんだ。他のナニカに奪われなかったことが、幸せなんだからね?」
「……」
「だから、気にしないで……」
沙菜がそのまま魁に寄りかかる様に気を失うと結界も消滅し本殿に……。


「鬼役?」
「そうじゃ、お主は鬼の力を得た以上は魑魅魍魎を退治する事が出来のじゃ、だが鬼の力に呑みこまれば狂姦鬼になってしまう……そうなれば沙菜は相討ち覚悟でお主の魂と共にあの世に行く事になるのじゃ、沙菜もそうなるからのぉ……」
魁は取りあえず神職の稚児サイズの服装を着せられて節子から説明を受けていた。
「狂姦鬼は大人になれば出ていく餓鬼じゃ……その目安が」
「子を作る事よ」
歩は呆れつつも言うが魁も子供だがその重要性と責任は理解出来る。
「とにかく魁君、貴方が居ないと沙菜も鬼になる……躊躇って根絶になった鬼飼いを出さない為にも……」
頷くしかなかった。

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