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異種属交配
官能リレー小説 - ファンタジー系

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異種属交配 1

サンライン高等魔道学院。

未来の英雄や賢者の発掘育成を掲げる魔道学園。

その学園の一室で、ある授業が行われていた。

「さて、今日の授業はモンスターの繁殖行為についてです。君たちは高等部に進学し近隣の狩場にいけるようになりますが毎年バカな生徒が純潔を散らしますので気を付けてください。もちろん!そこでにやけている男子もですよ。」

桃色の想像を浮かべていた男子が注意され、教室の空気が戻ったところで教師は授業を進めていく。

「この近隣であなたたちが気を付けるべきモンスターはゴブリン、オーク、暴食バッタ、八百万ムカデ、フェアリーマンイーターです」

「ゴブリンなんて子供でも倒せるザコでーす」
「そうですね、ゴブリンと1対1なら何も問題ないでしょう。ですが世界はそんなに甘くはありません。」
ゴブリンは力の弱い下級種族であるが知恵が回り集団で襲ってくる。
手先が器用なので道具を使いこなし中には魔法を使うものもいる。
特にサンライン幸等魔道学院周辺に生息するゴブリンのレベルは高かった。

「皆さんの中には故郷でゴブリンと戦った人もいるかもしれませんが、その経験はこの学院周辺のゴブリンには通用しません。なめてかかると返り討ちになります」
一人の生徒が手を挙げた。
ややむっとしており、不満があったようだ。

「質問です!僕もゴブリンと戦って倒した事がありますが、どうしてその経験が通用しないのでしょうか?」
「リチャード・ランカスター君。君のようにはっきり質問できるのはいいことです。ですが短気なのは現場では自滅を招きますよ」

教師の言葉に、彼はさらに機嫌を悪くしたし他の生徒も不満気だが、意に介さず教師は続けた。

「君達の先輩達も、いろいろな試行錯誤や失敗をしてきました。それらの競り合いで経験を積んだのは、私達だけではないのです。ゴブリンだって経験は積むのです。中には彼らに妊娠させられた娘もいましたし、子種を奪われた子もいました。そうして知恵をつけてしまったのですよ。君達がその轍を踏まない事を切に祈ります。」
教師の言葉に生徒達は納得できてないようだ。
しかし教師の方も言葉で納得させることが出来ると思っていなかった。
どれだけ言葉を重ねても実際に経験してみないと分からないことはある。

「何度でも繰り返しますがこの学院周辺のモンスターたちは他の地域の同種族モンスターよりも数段格上です。それは経験を得ているだけでなく血筋からいえることです」

そういうと教師は手を自分のお腹においた。

「なぜならこの周辺のモンスターたちはこの学院の歴代の生徒や教師の子でもあるからです。私自身もこのお腹でモンスターの子を育てたことがありました。それは一度や二度ではきかない位あったことです」
一人の女子生徒が顔を真っ赤に染めながら質問する。

「あの、それはモンスターとエッチなことをしたってことですか……」

「エッチなことが性交を指すならしたことがあります。初体験の相手はゴブリンで歳は貴女と同じぐらいのときです」

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