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淫獄
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫獄 2

真希を彼女だと思い込んだ客たちは、いそいそと店に、真希に会うためにやってくる。
惚れた客と個人的につきあって店を辞めていく嬢もいるが、真希はありえないと思っていた。
風俗店に通う男は欠陥品。まともに恋愛できる男なら、女がほっとくわけがない。
店に通う金が普通の収入で続くはずもない。
借金をして店に来る男たちを「また来てくれたの、ありがとう」と言ったあとの表情で真希はなんとなくわかるようになった。
まだ一年半だが、それぐらいはわかる。
「早くて初日、続けて三年」と店長に言われたことがある。「おまえらより、格上の女はこの店に来ないし、稼いだ金で独立して地方で飲み屋を経営したりするんだよ」
真希の小ぶりな乳房を揉みながら。
たまに酔った店長が休みのはずなのにやってきて、店の嬢と個人面談をすることがある。
個人面談といっても、ただの性欲発散という噂もある。店長は女装した男の娘が好きなゲイという噂もある。店の嬢で店長とやったという話はまったく聞いたことがない。
五十代だが大学時代にラグビーをやり、趣味で体を鍛えているらしい。
ゲイが集まるさびれた映画館。ポルノ映画をオールナイトで流している。そこから若い女と出てきたのを見たというが、服装がゴスロリで、別の日に興味を持った若い嬢か昼間、街で見かけて声をかけた。
すると、女ではなく女装が趣味の男の娘。
「社長はかわいい服を買ってプレゼントしてくれるんで」
その男の娘を口説いて、店長に内緒でつきあっているのが、今のところ店のナンバーワンの嬢で、店長は気づいているかもしれないが、店を辞めさせたりはしなかった。
真希は店長の愛人の男の娘に店が休みの日には犯されまくっている。
「あっ、また中に……んんっ」
キスで唇をふさがれた。舌を入れられて、真希はそれに抗わずに舌をからめる。
小ぶりな乳房に股間には普通サイズより少し小さい仮性包茎の性器の男の娘。
真希の小ぶりな乳房も顔も声も好きだと甘えてくるが、真希もそれは同じだった。
真希はこの男の娘の本名を知らない。
「桜ともやってるの?」
桜は店のナンバーワンの嬢。
「僕のことは好きだって。でも、桜はレズだから、僕としようとして、泣きながらホテルで吐いて大変だったよ。ベットぐちゃぐちゃ」
「そうなんだ」
スタイル抜群で顔も女優みたいに美人。彼女の過去になにがあったかわからないけれど、本当は男嫌いらしい。店で客の性器を嫌そうな表情で伏せ目がちで弄っているような気がする。
「さっき出したばっかりなのに、んあっ!」
真希はおしおき、と言って男の娘の射精したあとの半勃起の性器をしゃぶった。
あえぐ声が真希をまた欲情させる。
「あっ、ああっ、しごきながら舐めちゃだめ、出ちゃうよ、あっ、あぅぅっ……」
勃起しきったところで、真希は微笑しながら顔を上げた。目をとじて、息を乱して、肌まで汗ばんで身悶えているのをながめた。

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