呪淫契約 7
エリーヌの中を味わうように、少しの間、シャドウは動かずに抱きしめていた。
彼を包み、彼に包まれたエリーヌも、彼に包まれる幸福感を味わっていた。
やがて、おもむろにシャドウが腰を動かす。
ゆったりと、優しい突き。エリーヌを愛し味わい、共に気持ちよくなろうという動きだ。
「やぁ…あ…」
「お前は可愛いな」
「あ…貴方…」
シャドウの右手が、エリーヌのほほにそっと触れる。
彼女の顔を見て、シャドウはエリーヌと視線を合わせると、実に満足気に言った。
「綺麗な肌、清楚に整った顔。透き通る瞳。お前の心根の良さを、そのままお前の姿かたちにしたようないい姿だ」
「もう……過分なお言葉ですよ」
恥ずかし気に、エリーヌがほほを赤らめると、シャドウは腰の動きを少しだけ強くした。