PiPi's World 投稿小説

不思議な本
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 1
 3
の最後へ

不思議な本 3

こうして、僕の国アロンドはエミリアの国、ヴァイスの属国になった。
どうやら、エミリアは以前よりアロンドを手に入れる算段を立てていたらしい。
そこで、僕ことニクスを罠にはめて、戦いの口実を作ったのだ。こうもあっさり占領が終わったことを見ると、あの時の兵士が見逃してくれたのも当然だろう。
「ちくしょう……絶対、あのおっぱいをものにしてやるからな……!」
こういう性格だから罠にはめられたのだろうとは思う。だけど、王位継承権の低い王子だった僕には、女の子のことくらいしか楽しみは無かった。
まあ、偉くないことを女の子も知っていたのでそうモテるわけでもなかったが。
そのせいで、覗きとかいたずらが関の山ではあった。
そう言う意味では、邪魔な兄さんたちを消してくれたことには感謝している。
 
あの事件から一年ほど、僕はあの本と一緒に山の中に隠れ住んでいた。
そんなある日のことだ。
「おや、なんだ?」
僕が目にしたのは、1人の美少女騎士だった。
年の頃は10代後半と言った所か。騎士叙勲を受けて間もない所だ。
道に迷ったのか、一人きりだ。その鎧にはヴァイスの紋章が輝いていた。

鎧姿で馬に跨って、不安げにあちこちを見ながらこっちに近づいてい来る。
「ジュディス、隠れるぞ」
僕は連れていた牝オーガと共に素早く隠れた。

この本で、あの娘を発情させてみよう。
今まではゴブリンの群れに襲われそうになった時に、群れの雌をこれで発情させて乱交パーティーにして逃げたり、この辺りでは偶然遭遇した牝オーガを発情させて性欲を発散して手下にしただけだ。

僕の持っている本は、使えば使うほど本の力が強くなっていろんな魔法や技を覚えていく。
少しばかり距離が離れていても発情させることができるようになったし、
その辺にある植物や動物を操って意のままに操ることもできる。
「よく見るとあの娘も本を持ってるな、あれは普通の本か?」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す