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マッスル・ウィッチ
官能リレー小説 - ファンタジー系

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マッスル・ウィッチ 12

「魔道士なら分かると思うが……この様な外道な物を小国とは言え一国の王の子に施す事はお主の師匠にも責が及ぶ、それを覚悟でしたのか?」
「マリー、ここは穏便にできない?」
「それは無理な相談の様だ……」
既にはぐれ魔道士の女性はマリーの肉棒へと舌を伸ばしている。
「ドワサン、ここは任せましょう」
余りの凄さにドワサンは頷くしかなかった。



数時間後、マリーはすっきりしたのか肌が潤い、はぐれ魔道士も墜ちていた。
「エスタ.ニリアス……セジューク魔道士ギルトには更新されてないな」
「待って……もしかして」
「先代長老の一人の孫娘の可能性がある」
これが事実なら三人に手に負えるのか不明だ。
裸のまま気にする風でも無いマリーは、二人の前に干からびた何かを投げ捨てる。

「これは・・・まさか?!・・・スペル・ワーム!!」
「それもセックス・ワーム系・・・それが干からびるとは・・・」

スペル・ワームはワーム類の中でも魔道士が実験用に使うものだ。
その中でも女魔道士の性欲解消や責め具として開発されたのがセックス・ワームと呼ばれる男性器に近い形状のワームである。

どうやらマリーは男根を呪法で生やしたのではなく、このワームを自分の割れ目に咥えてはぐれ魔道士の女を責めていたようだ。
それが干からびると言う事は・・・

ドワサンもネリースもマリーの人外の精力にただただ呆れるしかなかったのだ。

「さて・・・ドワサン殿はこの女の監禁と更なる尋問を・・・ネリース殿は公子の夜の相手の選定をお願いしたい」

マリーは裸の上からローブだけ引っ掛けるとそう二人に言う。



「さて…誰にしたものか。」

ネリースは考え込んでいた。
目の前には侍女をはじめ仕えている女性たちの勤務評価の書類が山と積まれている。
何枚かが開かれて目の前に置かれているが、彼女は思い出したように書類を引っ張り出しては目を通し、また考え込む。
それがもう数時間続いていた。

「我が国は新しい故に、有為の人材を広く集めた…大公閣下は度量ある方だ。いろいろな人材が集まってくる。だが…それだけに、出自の怪しい者も多い…」

騎士たちでさえ譜代家臣と呼べるほど長く仕えている家系がないので、才覚ある者が広く登用されており、元傭兵やら元修道騎士やらライオスの戦友やら元山賊が更生した者やら様々な者が集っている。
使用人も然りだ。
最近でこそ、出自の不確かな者が急に取り立てられることも減ったが、あまり硬直化しても有為の人材が集まらず困るのはライオス本人や忠臣たちだ。

「誰を信じればよいのか…いっそ…」

悩みながら、一枚の書類に目を落とす。

ネリースが一枚の書類に目を通しながらため息を吐く。
隣の部屋からは女性の悲鳴のような喘ぎ声。
隣では侍女長のユリアがアイルに犯されていたのだ。

呪いの進行が重度で、とりあえずの処置はマリーがしたものの、無尽蔵に性欲の増大したアイルの相手は誰かが務めねば性欲暴走で呪い進行を再び進めかねない。
故に代々の譜代の家臣の系統であり、公子の侍女長でもあるユリアがまず相手する事になった訳である。
だが、彼女一人で治まる性欲ではなく、早く更なる相手を探さなければ壊れかねない。

「貴女も準備してくださいね」
「も、勿論だっ・・・」

書類から目を離さずにネリースは護衛騎士のソニアに言う。
彼女も譜代の家系かつ公子の信頼する家臣である。
本人もやる気はあるが、何せ色恋に疎い生娘だ。
正直、持つのかどうかが疑問だ。

「仕方ないわ・・・」

彼女はその書類の娘を選ぶ事に決めた。
身分のしっかりした娘・・・
即ち彼女の実の娘であるロザンナだ。

ユリアやソニアの身分でも、この国なら妻にでもなれるし、彼女達が妊娠して大公家の血筋が増えるのはいいことだ。

ネリースの娘なら尚更よい上に正妻候補にもなれる。
だが、公子のこの状況を考えると、ひたすら性欲処理に奔走させる辛い仕事になる。
そんな所に娘をやるのは母として辛いし夫にも申し訳ない。

同時に彼女は夫との離婚も決断していた。
彼女自身も娘だけでなく公子に身を捧げるつもりだからだ。
彼女自身も夫の家系もこの国の譜代の系統。
大公家に身を捧げるのは当然と考えてるし、マリーが彼女にこの役目の選定を任せてくれた事を感謝すらしていた。

娘は自身と共に公子に捧げ、弟である息子はマリーに託そうと考えていた。
マリーの性欲処理に使って貰ってもよいし、弟子としてモノになるなら魔術に興味を示す公子のいい臣下となるだろう。

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