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刀王伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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刀王伝 11


翌朝…

…チュン…チュン…

「ふぁ〜ぁ…昨夜は少しヤり過ぎたかもなぁ…」
「ハハハ…いつもの事だろ?昨日タップリ中出しされたアンタの精液、まだアタイのマ○コの奥でタプタプいってるよぉ〜」
目覚めた二人は昨晩繰り広げられた濃厚な情事の様子を思い出しながら、朝食の準備(と言っても昨夜の残りだが)を始める。

「モグモグ…それで、リン?これからどうする?」
木の枝に刺して焼いた魚を頬張りながらローザが尋ねた。
リンは干し肉をかじりながら地図らしき紙を広げる。
「そうだなぁ〜、この先に小さいが村がある。とりあえずそこを目指そう。飯を食ったら出発だ」
「おう!」


昼頃、二人は村に着いた。

‐グロウス伯領‐

「なんだい?随分と寂れた村だねえ…」
「ああ、村人共も揃って辛気臭え顔してやがる…何かあったのかも知れねえな…」
田舎の小さな村とはいえ、あまりに活気の無さ過ぎる光景に二人も不審に思う。
リンは村の入口近くにいた一人の老人に話し掛けてみた。
「なあ、爺さん…」
「…ヒィッ!?…な、何じゃ…あんたら旅のモンかね…」
老人は何かに怯えるような様子で言った。
「悪い事は言わん。一刻も早くこの村から立ち去りなされ。酷い目に遭わん内にのう…」
「一体どういう事だ?」
「広場の方へ行ってみろ…」
それだけ言うと老人は、そそくさと立ち去った。

リンとローザは言われた通り、広場へ行ってみた。
「う…っ!?」
「な…何だよ、ありゃあ…!?」
そこには大きな木製の架台が設けられており、何人もの男女が全裸で両手を後ろ手に縛られて逆さ吊りにされていた。
若い男女だけではない、老人や子供までいる。
しかも全員の体中に痛ましい鞭打ちの跡があった。
「幼い子供までいる所を見ると、普通の罪人とは違うみてえだな…」
「それにしたって何だってこんな事を…クソッ!胸糞悪いねぇ…!」
リンは通りかかった男を掴まえて訊いてみた。
「おい、あいつら一体何やったんだ?」
「…あ?何もしちゃいねえよ。ただ、領主が定めた額の税を納められなかったんだ…」
「そ…それだけで…!?」
「ああ、それだけさ。それがこの辺り一帯を治める領主…エルオス・グロウス伯爵のやり方なんだよ。まったく…本当に残忍で情け容赦の無いヤロウだ。ヤツは俺たち百姓の事を人間だと思ってねえのさ…。あんたら旅人だろ?早く立ち去った方が身のためだぜ。伯爵は好色でもあって若い女はみ〜んな屋敷に召し上げちまうのさ」
そう言えば村内に若い娘の姿が無い事に、二人は今更ながら気付く。
「ふざけたヤロウだね!生かしちゃおけないよ!」
「おいおい、お前…バカな考えは起こすなよ?」
憤るローザをリンがたしなめる。
「あんたはあの人達を見て何も感じないのかい!?」
「確かに可哀想だとは思うがな…それがここの法律だってんなら仕方ねえじゃねえか。俺達ぁ正義の味方じゃねえんだ。余計な事に首を突っ込むな。行くぞ…」
「チッ…ほんっと胸糞悪ぃ…!!」
二人は村を出ることにした…。

だが、その途中…
「へへへ…なぁ、神官様よぉ…俺達ぁ何も無茶な事は言ってねえよなぁ?正当なお願いをしてるだけだぜぇ?」
「な、何と仰られようと教会は神の領域です!世俗の権力は通用しませんよ!?」
リンとローザは教会の前で数人のゴロツキと揉めている女神官を見付けた。
ゆったりとした純白の長衣に身を包み、流れるような金髪、青い瞳、白い肌…と、まるで絵画に描かれた聖女のような美しい女神官だった。
ただ、彼女の胸とお尻は神官服の上からでも判るほど大きく、たわわに実っている。
(ゴクリ…あの尼さん、随分エロい体してるじゃねえか…そういや尼さんといえば、故郷の村にもいたよなぁ…思い出すぜぇ…)
尼さんを見たリンはふと昔の事を思い出す…。

故郷にいた頃、彼は多数の女達と関係を持っていたが、その中でも人妻の次に好物だったのが教会の女神官であった。
何しろ神官は結婚を禁じられ、貞節を重んじる神聖な存在である。
そんな女神官との性行為は、まさに神に背く行為…その背徳感から来る快感もまた格別であった。
当時まだ9歳と幼かったリンは、子供の立場を利用して村の教会の女神官を森へ誘い込み、半ば強引にヤってしまった事さえあった。
実にとんでもないガキだが、結局その女神官も自分の虜にしてしまったリンは大したものである…。

「リン…なに勃たせてんだよ…?」
「す、すまねえ…いやぁ、ちょっと昔を思い出しちまってよ…ははは…」
そんな事を思い出していたら股間にテントが張ってしまい、ローザに注意されたリンは笑って誤魔化す。
「…ったく、昨夜あれだけしてやったってのに…ほんと、あんたの性欲は底無しだね…」

二人がそんな事を話している一方、ゴロツキの一人が女神官の細腕を掴んだ。
「…んのアマぁ!教会の権威を笠に着てナメたマネしやがってぇ…!」
「きゃっ!?い、痛い…っ!?お離しなさい!神官に対して暴力を振るった事が世間に知れ渡れば教会が黙っていませんよ!?」
「ケケケ…なら世間に知れなければ良いんだなぁ!?」
そう言うが早いか、そのゴロツキは女神官の服の襟元に手を掛けると、力任せに一気に引き裂いた。

ビリイイィィィッ!!!!

「きゃああぁぁぁーっ!!!?」
女神官の豊かな乳房が露わとなる。
ローザには及ばないものの、充分に爆乳と呼んで良いサイズだ。
ちなみに陥没乳首で、薄くて綺麗なピンク色をしている。

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