PiPi's World 投稿小説

刀王伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

刀王伝 1

ここは肥沃な大地と温暖な気候に恵まれたニルヴァディア大陸・・・。
かつて大陸全土を支配していたアウレア帝国が健在であった頃、人々は平和と繁栄を謳歌していた。
しかし、そのアウレア帝国が崩壊すると、大陸は弱肉強食の掟が支配する絶望と混沌の大地と化していった・・・。

アウレア帝国滅亡から五百年・・・一人の少年がニルヴァディア大陸に現れる。
これは後に“刀王”と呼ばれる伝説の英雄の物語である・・・・・。



ここはある小さな農村…
「きゃあああぁぁぁぁぁぁっ!!!?」
「うわああぁぁぁぁっ!!!」
「た…助けてくれええぇぇっ!!!!」
平和な村に突如として人々の悲鳴が響き渡る…盗賊の襲撃だ。
「ガーッハッハッハッハァッ!!!!奪えぇっ!!殺せぇっ!!犯せえぇっ!!!」
「「「ヒャッハアアァァァァッ!!!!」」」
盗賊の頭(かしら)と思しき大柄な男が巨大なバトルアックス(戦斧)を振りかざして叫ぶと、手下共はそれを合図に嬉々として村人達に襲い掛かる。

盗賊はいつも小さな物から順に奪っていく…まず金品、次に家畜(収穫期を終えていれば農作物も)そして最後に女だ。
目当ての獲物を奪った盗賊達は、男と老人を皆殺しにした後、村の広場に女達を集めて一斉に襲い掛かった。
お楽しみの時間だ。
「ヒヒヒ…大人しくしろよぉ〜?」
「イヤアァ〜ッ!!!助けてぇ〜っ!!!」
「くうぅっ…締まるぅ〜!やっぱヤるなら処女に限るぜぇ!」
「痛いよぉ〜っ!!!お母さあぁんっ!!!」
「ヘッ…なぁ〜に言ってやがる?やっぱ熟れた女に限るぜ!見ろよこのデッケェ尻と乳!」
「…あっ!あぁんっ!?い…嫌ぁ!嫌なのに感じちゃうのおぉっ!!」
「うぅっ…もうイキそうだ!マ○コに出してやるから俺のガキを孕めよぉ!!」
「やだああぁぁっ!!!妊娠したくないぃっ!!赤ちゃん嫌あぁっ!!!」

…火を放たれた家々が燃え盛る中、女達の悲鳴が響き渡る。
だが血の匂いと炎熱に猛り狂った男達に容赦など無い。
弱肉強食…それが今のニルヴァディア大陸を支配する唯一絶対の掟だ。
力が全て。
毎日々々額に汗して働いた成果も、力が無ければ一瞬にして奪われる。
そこに理屈など無い。
力が無いから奪われるのだ。
弱いヤツが悪いのだ。

「ガハハハハハァッ!!!!小娘ぇ!!!もっとケツを振って俺様を満足させろぉ!!!」
そう言って盗賊の頭は自らが四つん這いにして後ろから犯している17〜8と思しき娘の尻を思いっきりひっぱたいた。
「あうぅ…っ!!?」
叩かれた瞬間、娘の膣がキュッと締まる。
彼女が着ていた服は無残に引き裂かれ、もう殆ど裸に近い。
盗賊の頭に目を付けられただけあって、顔は村の年頃の娘達の中でもかなり良い方だ。
頭がヘコヘコと腰を振る度に大ぶりな乳房がタプンタプン揺れている。
頭によって処女を散らされた膣から血を流して犯されながら彼女は思っていた。

――この世に神様はいないの…?

彼女は同じ村の青年と結婚の約束をしていた。
その彼も呆気なく殺された。
共に暮らしていた彼女の祖父と父と弟も、彼女の目の前で殺された…。

――こんなの無い…。

貧しくとも平穏な日々に感謝しながら、多くを望まず慎ましやかに生きてきた…それなのに…そんなささやかな幸せすらも奪われるなんて…。
おかしい…。
もし神様がいるならこんな理不尽、赦されるはずが無い。
こんな悪逆非道な連中をのさばらせて、自分達のような弱者はただ奪われるだけだなんて…。

――きっと神様なんていないんだ…。

彼女がそう思った時だった…。
「ゲヘヘヘヘヘヘ…こうするともっと締まるぜぇ!!」
「うぐぅ…っ!!?」
頭は後ろから両手を伸ばして娘の細い首を締めた。
「あ…あぁぁ…っ!!?」
息が出来ない。
苦しみの中で意識が次第に遠退いていく…。
あぁ…これが私の人生の終わりか…と彼女は悟った。
貧しいなりに何となく幸せな時もあったけど、最期の最期で最悪な人生だった…。
結局これが弱者…奪われるために生まれた者の運命なんだ…。
苦しみの中、彼女の意識は闇に堕ちていった……その時だった!

「…ギャアアアァァァッ!!!!」
あらぬ方向から突如として悲鳴が上がった。
男の叫び声だ。
村の男は既に全員殺されているので、それは盗賊の誰かのものである事を意味していた。
「な…何だぁっ!!?」
「…ゴホッ!ゲホッ!」
頭も慌てて娘の首から手を離したため、彼女は間一髪で息を吹き返す。
皆の視線の先…そこに居たのは下半身丸出しで斬り殺された盗賊の一人と、怯えながら後退りする半裸の女…そして血の付いた刀を手にした一人の少年だった。
「あぁ〜あ…ったく!せっかく今夜は柔らかいベッドで眠れると思ってたのによぉ!このバカ盗賊共!みぃ〜んな焼いちまいやがったなぁ!?」
頭は少年に向かって叫んだ。
「だ…誰だぁ!!?テメェは!!」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す