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死後の人生
官能リレー小説 - ファンタジー系

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死後の人生 8

『念じて霊気を作用させるのはそちなのじゃから』

(まさか……心で思えば念じたことになるのか)

 念じるとはそういうこと。相手に向けて心中で強い意思を発することだ。
 “動くな”という希に向けた意思が作用したと考えられなくもない。

(確か応用があるって言ってたな)

『取り込ませずに作用させるのは応用と思え』

 直哉は顔を上げる。
 そこには長い黒髪をポニーテールに結わえた女子生徒がいる。
 昼休みを終えてお腹が満たされている今、希の前の席にいるその女子生徒は両手の頬杖に顎を載せ眠気に襲われながらボーッと黒板を眺めている。
 彼女の前に回り込むとクラッと頭の中が揺れた。射精したせいであろうか、身体全体にも気怠さが広がっている。
 だが彼女の顔を見ると、その整った顔立ちにやましい気持ちが沸き立ち、原動力と化した。
 試用にするのはもったいないくらいで、是非とも憑きたいところ。


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