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ガルシーダの闇
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ガルシーダの闇 33

寝ている間にシェリーは娼婦から注射器で少量の血液を採取して、別の小瓶の液体に加えた。
紫色の液体が透明に変化していく。
「これは避妊薬で、飲んで十日ほど効果があります。他言無用でお願いします」
「はい」
娼婦が帰っていくとシェリーは処置室をこれでもかというぐらい念入りに掃除をする。白衣と手袋を診察台の上に置いて部屋を出る。
疲れたのかリビングルームのソファーにシェリーは背中をもたれさせて目を閉じている。
ジェフはシェリーが休んでいる間に目撃したことを頭の中で整理して考えていた。
シェリーには見えないが、影であるジェフには胎内で何が行われたか見えている。
魔物は人を食う。
なぜ、魔物が人を食うのかはジェフには理解できない。
ジェフは肉体を失ったが今の状態を抜け出す方法を必死に探していた。
(フレデリカ、必ず元の姿で帰るからなっ!)
ジェフはチャンスを狙い影に潜んでいる。肉体を失うと眠る必要もなく、時間は長く感じられた。
チャンスは思ったよりも早く訪れた。
三日後、シェリーは研究室で新薬の研究を行った。
小瓶の薬を数滴、混ぜ合わせる。
シェリーは集中すると徹夜で薬の研究に没頭してしまうことが多い。昼間の来客の間に三時間ほど仮眠するだけである。
ジェフはシェリーが呪文を詠唱した時、その薬が黒い液体になったタイミングで中に入ってみた。
(魔法薬の中に入った。あとは誰かの体内に入れば、その体を乗っ取れるかも)
誰かの体を手に入れたい。
もうジェフは自分の姿にはこだわらず、生きていることをフレデリカに早く知らせたかった。
シェリーは薬を手にして家の裏につないである餌付けした雑種の野良犬の皿に肉を乗せ、魔法薬をふりかけたのだった。
(おい、犬かよ!)
シェリーは媚薬を作っていたが、いきなり人間に試すのは危険なので野良犬で試すことにしたのだ。ジェフはシェリーがそんなことを考えているとはわからないので、液体から逃げようとしたが間に合わない。
犬に食われたジェフは犬の体内に吸収された。
「フゥ、なんとか人に近い姿に戻れた」
唖然としているシェリーの目の前で、毛並みが変化して黒い犬の頭部をもつ男が立ち上がった。
「シェリー、お前のおかげでこっちの世界に戻ってこれた。たっぷり可愛がってやるよ」
「あ、あ、あ……」
シェリーは悲鳴を上げる前にジェフに地面に押し倒された。シェリーの手に持っていたランプが地面に転がり、灯火が消えてあたりは闇に包まれる。
ジェフは犬の顔を近づけてシェリーの頬を舐めると、シェリーの上着を破いた。
「人を呼ぶなら、お前が娼婦たちに売ってる薬のこともばらすし、お前に俺は改造された被害者だと言ってやる。おとなしくするんだな」
(あの薬でこんなことは起こらないはずよ)
ジェフの股間の勃起ぺニスは、以前より長く逞しく変化していた。
ジェフはシェリーのあらわになった乳房をわしづかみにして、激しく揉みしだく。
シェリーは着痩せするタイプで、以外と胸のふくらみがありジェフは感触を楽しむ。
「お前、自分で作った避妊薬は飲んでいるのか?」
首を左右に振っている涙目のシェリーの下着を引きずり下ろす。
「中に出したら仔犬が生まれるかもしれねぇな」
ジェフはシェリーの両脚を肩に乗せて、勃起ぺニスを恐怖にちびったシェリーの恥丘に当てがい、ズブッと貫いた。
「ひぎぃぃっ!」
シェリーは激痛に声を上げた。
「まだ半分しか中に入ってないぜ。お前も処女か」
シェリーは痛みで息もできないほどで、脚をばたつかせ、両手で必死にジェフの胸板を押し退けようとしていた。ジェフは笑い声を上げた。
「無駄だから、あきらめろよ」
ジェフは腰を動かし出す。
「痛いっ、ヤメテ、ぬいてっ!」
普段は冷静沈着、笑顔も見せない女が泣き叫んでいるのを見て、ジェフに嗜虐心がわきあがる。
ジェフの勃起ぺニスには、破瓜の血がたっぷりとついている。血塗れのぺニスをジェフは子宮口に突き当てながら、ピストン運動を繰り返す。

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