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ガルシーダの闇
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ガルシーダの闇 27

(音が漏れないようにして正解だったな)
ジェフはキャサリンが頭を振って身悶えしているたびに揺れる巨乳に二匹の蛇を巻きつかせて搾り出すように締めつけさせてから、指を鳴らした。
「ヒィッ!」
乳肉にむにむにと食い込み、蠢く蛇の先端が割れるように口を開くと、左右の乳輪と乳首をめがけて食いついた。
キャサリンの乳首が強く吸われ、蛇舌で激しく弾くように舐められた。
蛇に揉み潰された乳房に甘い激感が暴走した。激しく揉み捏ねられ、乳首までなぶられて官能を与えられる。嫌悪と快感が攻めぎ合う。
キャサリンが無意識に胸を突き出すように背中を反らしていた。
他のまとわりついた蛇どもが縦横無尽に這いずり、柔らかいすべすべとした内股や脇腹などに身をすべらせ、巻きつき締め上げる。
嫌悪と苦悶と快感がさらに激しさを増して、キャサリンは涙を溢れさせた。
身悶えるほど激しく胸を責められ、抵抗できない屈辱に、キャサリンはマゾヒスティックな欲情が覚醒しかけていた。
「ハゥゥッ、アァン、ンッ……」
キャサリンの口からあえぎ声が洩れ出すのを見ているジェフはあきれた。
(蛇に身体中に絡まれて、縛り上げられているのに気持ちいいのか?)
ジェフは気づいていない。
触手蛇がキャサリンの乳首に針の穴より小さい極小の傷に牙から、蚊が血を吸うように媚毒を注入して、微量の血を奪い同時に快感を与えていることを。
触手蛇は尻肉の谷間の間や恥毛の生えた股間のわれ目の上もずりずりと通過していく。
暗闇の中では人は時間の感覚が曖昧になっていく。客に陰唇やクリトリス、あと肛門も舐めさせることはあるが、イクまで弄らせない。
しかし、触手蛇の責めは容赦なく続く。
「ハァン、イヤァァッ!!」
キャサリンがビクビクビクッと身を震わせて、抵抗できずにいかされる。
触手蛇が愛液まみれになる。女体が火照り、しっとりとした汗ばみに触手蛇が光沢を増していく。
(蛇にいかされるなんて……)
キャサリンの反応にジェフが気がついて、指を鳴らして触手蛇の蠢きを停止させた。
「ハァハァハァハァ……」
とろんとした潤んだ目と紅潮した表情は被虐の快感にキャサリンが溺れていることを、もはや隠せてはいない。
(さて、どうするかな)
ジェフはフレデリカのことを考え、キャサリンに突き入れて中出しするのは、なぜか少し気がとがめた。
「これから、蛇を中に突っ込んでやるよ」
キャサリンはまだ快感の余韻にぼんやりとしていて、ジェフが急に何を言い出したのか理解できていない。
ジェフは再び指を鳴らした。
「ァアアッ、ヒィッ、ンァッ、アアァッ、アァン」
触手蛇どもが再び蠢き出すと、キャサリンはもう歯止めが効かずに快感に翻弄された。
「アァンッ、ダメェ!!」
一匹、また一匹と触手蛇がキャサリンの牝の濡れ穴にぬぷっと侵入して蠢き、またほぐされると追加で合計四匹の触手蛇を突っ込まれた。
ぷしゃああっ、と小便を漏らしたかのような潮吹きをジェフの前でキャサリンは披露させられた。
再び指を鳴らし、膣内から触手蛇どもを撤収させる。蛇を抜かれ陰唇がひくひくと反応していた。
触手蛇の蠢きもゆっくりと停止する。
ジェフは絶頂しているキャサリンの頬を撫でる。
「アァ……」
不意に蛇ではなく人の手に優しくさわられ、キャサリンが困惑しつつ、心が蕩けさせられていくのをどうにもできない。泣いてジェフの手に頬ずりする。
ジェフはそこでようやく娼婦ギルドを作りたくて協力してくれないかと話を始めた。
キャサリンは乳首は蛇に咬まれ、手足は拘束されたままで、黙って話を聞いていた。
「考えておいてくれ、また会おう」
ジェフがキスをしてから、部屋から服を着て出ていくと、触手蛇どもが闇に溶けるように消え去る。
(……あれは誰だったのかしら、また会おうって言ったけど)
唇にはまだジェフのキスのぬくもりと感触が残っていて、キャサリンは深いため息をついた。

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