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ガルシーダの闇
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ガルシーダの闇 20

殺されるよりも屈辱的な仕打ち。
牝の快感に強引に溺れさせられて、金品を奪われたのに心と体がまた快感を求めてしまう。
フレデリカがジェフを見つけ出した。またジェフがフレデリカを犯そうと探していたというべきか。五日後の夜である。
娼婦ドリーは昨夜ジェフとのセックス中に生理を迎えて、ジェフは肉棒を血塗れにしながらドリーに中出しをした。
一度出したあと、ドリーに血塗れの肉棒を舐めて掃除させて安宿を出た。
まだまだ満足していないジェフが安宿の周囲で娼婦を探していると、市場に来た商人の中年男とフレデリカが物陰で交渉していた。
若い女とやりたい商人の男がフレデリカに割高の金額を要求されて、交渉成立して前渡しでフレデリカに金貨を渡そうとした瞬間、男が苦悶を感じて前のめりにうずくまる。
みぞおちを殴られたような痛みと吐き気。
さらに目の前が暗くなり、商人が気絶した。
首にジェフの影が蛇のように巻きつき、動脈を圧迫して気絶させたのである。
何が起きたのか理解できず、たじろいで一歩下がりフレデリカが逃げ出そうとして振り返った時、待ちかまえていたジェフの腕の中に飛び込んでしまう。
「きゃっ……いつからそこにいたの?」
「金を拾わないで逃げるなら、そいつの金は俺が頂戴させてもらう。お前、金がほしいんだろ?」
「盗んだりしないわよ」
「お前動くなよ、というか、もう動けないけどな。やっと見つけた」
逃げようとしても、フレデリカの両脚には、足首からふくらはぎまで影の蛇に巻きつかれて地面につながれている。
足が地面から上がらない。
ジェフは気絶した男の所持金を、袋ごと奪った。
「ほっといても朝になれば動けるようにはなる。お前、客が目をさますまでここにいるか?」
ジェフはフレデリカの乳房を片手で揉みながら言った。反対側の手には気絶した男から奪った金貨袋を持っている。
客が目をさますと金が奪われていて、交渉していた娼婦がいる。金を奪ったのは娼婦だと客は勘違いするだろう。娼婦が動けないとわかったら、客は腹いせに殴ったり、強姦するかもしれないと、ジェフは笑いながら言う。
商人の男は窃盗犯としてフレデリカを捕まえさせるために衛兵を連れて来るかもしれない。
「嫌よ、置いていかないで」
「お前、名前は?」
「フレデリカ・マーロー」
「よし、フレデリカ、お前の部屋に案内しろよ。もしかして宿無しなのか?」
「あんたが盗んだからでしょっ!」
「騒ぐと、こいつが目をさますぞ」
フレデリカは気絶している商人の男を、はっとした表情で見た。
「この金でお前、部屋を貸りる契約しろよ。俺が一晩、お前を買う」
「あんたの金じゃないでしょ?」
「嫌なら置いていくだけだ」
「わかったわよ」
ジェフはフレデリカの手をつかんで走り出す。
フレデリカは手を握られて走りながら、胸が高鳴る。走っているからではなく、ジェフが自分を探していたらしいことがわかったからだ。
強引に中出しされたのは嫌だったが、フレデリカは気になってしかたがなかった。
「空き部屋あるか?」
「あるよ、一日銀貨二十枚だ。一ヶ月なら金貨六枚じゃなくて五枚にまけてあげよう」
「どうする、一ヶ月にするか?」
「あんたの好きにしなよ。ちょっと待って。途中で出たら返金してくれる?」
「返金はなし、といいたいが残りの日数の半額なら返金させてもらうよ」
安宿の主人が苦笑しながら言った。
「ちゃっかりしてるな、お前」
「一ヶ月分でお願い」

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