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樹海の怪人ハデス
官能リレー小説 - ファンタジー系

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樹海の怪人ハデス 4


樹海に迷い込んだ者たちがハデスの館に辿りつくことはほとんどなく、また辿りついてもハデスかペルセフォネの興味をそそることがなければ招かれることはない。
樹海は広大でハデスの館から歩いて数日の範囲は豊かな森である。それより先は立ち枯れた木々が無数の墓標のようにあり、足場の悪い湿地であったり、岩場や洞窟があったり、砂地があったりとでたらめな地形である。
昼間も曇り空で薄暗く、夜ともなれば漆黒の闇。
ハデスの館の周囲は夜に月や星も見えるし、昼間は木洩れ日が降り注く。小鳥の囀りが聞こえ、泉や小川、湖の水には澄んで喉の渇きを癒すこともできる。
怪物は、ハデスの館の周囲から離れた荒廃した森の側にいる。
ガマガエルと呼ばれている身長は人の子供ぐらいだが顔立ちは眉や髪のない老人のような怪物の手下たちは、森の中を徘徊している。背中を前屈みにして歩き、背中には瘤があり、上半身は痩せてあばら骨が浮き出ている。下腹は脂肪がつき、腕の長さはアンバランスで長い。
捕獲された者はガマガエルどもに蔦の縄で縛られて、生け贄として怪物の巣に捧げられる。
ガマガエルどもは、男性を怪物の巣に捧げ、女性はその場で輪姦して集落に監禁する。イモリのようなものや芋虫のようなものを餌として与えられ、孕み卵を産めなくなるまで慰みものにされる。卵を産まないと判断されると殺害され肉を食われることになる。
奈緒美には、ハデスやペルセフォネは怪物の手下や怪物について詳しく話さない。
怪物の巣はガマガエルどもしかしらない岩山の洞窟で、そこの奥にいる女怪どもに男たちは搾精されたり、吸血されて殺害され、干からびたミイラのようになる。
射精しながら吸血されて絶頂の果てに息絶える。
犠牲者たちは旅先で遭難する者やラブホテルに宿泊していて目をさましたらここにいたなど、共通しているのはある程度の若い男女であることぐらいだ。
ガマガエルたちは股間に性器を持たない。口から異様に長い舌を出す。膨れた腹の中身らしい。これを絡みつかせたり、鞭のように打ちつけたりする。
女性の性器に舌を挿入して分泌する紫色の粘液で孕ませようとしてくる。
孕まされた女性は卵を産み出すことになる。
卵が膣洞の中を通りにゅるにゅると吐き出されてくると卵の蠢く弾力や卵を包むゼリー状の膜の感触に、妊婦たちは、快感のあまり失禁したりもする。
これが癖になる。
卵は蛙の卵に似ているが産み出されると、うねうねと這いずり森の中に消えていく。
泥沼などの水や泥の中で成長し、孵化すると水中から上がってくる。

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