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淫妖伝――生存者(サバイバー)
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫妖伝――生存者(サバイバー) 4

斗真は眠ったまま真理の服の中に手を入れてきたらしいことがわかった。
医師によれば心の傷が深いほど、幼児退行のように落ち着くまで甘えてくると思いますから、と言っていた。真理は斗真を腕で包むように抱いてみた。
斗真が服の上から乳房のふくらみに頬をつけ、生乳にふれたまま揉むのを止めた。
こうしたことがたまに繰り返しあった。
(また斗真ったらオッパイをさわって……将来がちょっと心配だわ)
真理が仕事の疲れや眠気もありそのまま斗真のさせたいように触らせていると、その夜は斗真の指が乳首を転がしてきた。
(あれっ、なんかおかしい)
斗真は巧みに真理の生乳と乳首を愛撫する。急に勃った乳首を摘ままれて、真理は思わず声を上げた。
「あぅっ、斗真、やめなさい、あぁん」
斗真の息づかいから、また目をさましていないようだとわかり、真理は斗真に優しく抱きついた。いつもなら、これで手の動きが止まるはずだった。
「なんで、あぁっ、斗真の手が止まらないの、んあっ、斗真、だめだよぉ、んん!」
斗真の腕で上着がめくられて乳房が丸出しになってしまっている。
そこに斗真が乳首にしゃぶりついて、揉みながら乳首なめたり吸いついてきた。
「そんなにしても、ミルクなんか出ないから、あぁん、斗真ったら、んあっ!」
離婚してから一人で寝るときか風呂場で自慰をして欲求不満を解消していた真理の敏感な急所を、寝ぼけている斗真がしゃぶっている。
斗真は寝ている間に胸をさわっていることは覚えていないのは、それとなく斗真に質問して真理はすでに確認済みだった。
しゃぶっているのも朝には何も斗真は覚えていないはずで、真理は無理に騒いで起こすのもかわいそうだと、自分が本当はもっと弄られたいという気持ちがあるのに気づかないふりをした。
(クリニックの先生は甘えさせてあげてくださいと言ってたし……斗真のしゃぶるの気持ちいい……)
真理は腰をわずかにくねらせている。
斗真がしゃぶっている感触が種火となり、全身が火照り濡れてきてしまっている。
でも、欲情を静めるためにいつ目をさますかわからない斗真の前で自慰はできない。
「くぅ、んんっ……」
声を殺してあえぎ声を洩らさないように我慢しているうちに、真理は軽くいってしまった。
「はぁ、はぁ……やっと終わったのね」
斗真が乳房に頬をつけ、おとなしくなる。穏やかな寝息がくすぐったさをともないながら、しゃぶられていた乳首にかかっている。
すっかり、春には真理は馴らされて別れた夫とのセックスではなく、斗真の疑似授乳を思い浮かべながら、浴室やトイレで自慰するようになっていた。
(いけない母親よね)
自慰を終えると後悔するのに、斗真の手つきやしゃぶりついてくる感触を思い浮かべで自慰するのをやめられなくなっていた。
何度か斗真を以前のように一人で寝かせようとしたが、数日後には夜中に泣きながら「こわい」と真理のベットにやってくる。
「学校で笑われるんじゃない」
「うん。でも、かあさんと一緒がいい」
甘えられて悪い気はしない。

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