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堕落させまくりっ!
官能リレー小説 - ファンタジー系

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堕落させまくりっ! 58

風間が森から果物を採取してきて、フレアが好きな果実酒を作ったりした。
フレアも風間に神聖教団の聖歌を披露した。風間はその歌声を聴いて感動した。
二人は愛しあっていた。
風間とフレアは自分たちの世界では得られない幸福を見つけてしまった。
フレアはこの世界でいつか風間が先に死んでしまい、一人で取り残されることを考えるとただ悲しくなった。そんな夜には、風間はフレアを背後から黙って抱きしめていた。
「フレア、私はこの世界に一人でいる時に、なぜ私でなければならないのだろうと運命を呪った。だが、私はこの世界で君に出会えた。その頃の私に教えてやりたいと思うよ」
「私も貴方に出会えて、人を愛するよろこびを教えていただいた気がします」
フレアは風間の子を孕んで産みたいと思った。もし風間が死んでも、この幸せの証として風間の子を授かり育てながら生きてみたい。
その願いはかなわなかった。
心臓をさがせ!
それに逆らう二人を、混沌の神と風間が名付けたものは許さなかった。
真昼、森の植物は館を襲撃した。
フレアが連れ去られたあと、風間はフレアを探すために小さな世界から出ることを決意する。
フレアを再び見つけ出すために。


34
平行世界の果て。
容赦ない刹那の夢を繰り返す。
ある者は名を失う。
ある者は性別を失う。
ある者は人の姿を失う。
全てが消去され新たに与えられる。
フレアだったものはすでにフレアではない。
フレアの肢体は異形の植物に覆われていた。
乳房を搾り上げているのは根や蔦であったもので、繊毛がありフレアの性感を刺激するために擦りつけられていた。本人が嫌だと思っていても、刺激に体は反応を示してしまう。乳首は勃ってしまっていた。
首筋、背中、太腿、乳房、肛門、外性器、乳首、クリトリス……全身をじわじわと責め続けている異形の植物触手の群れによってフレアは焦らされて絶頂寸前の状態に追い込まれた。
「カザマ、見ないで……許して……あぁっ、んあぁっ、だめぇ、これ以上は……ああぁっ!」
風間にも植物が絡みつき、床の上で拘束されていて身動きできなかった。
フレアの股間を弄りまわしている触手の繊毛が溢れ出した愛蜜で濡れた。
風間の目の前でフレアは絶頂させられた。
触手からフレアに流れ込んでくるのは、愛撫されて蕩けてしまうような快感に我を失った人たちの快感の意識なのである。

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